Geschichte von Werwolf 《SchwarzWeiss》 

29 時間泥棒と不思議な時計4


(15)

旅人 ルイ

2012/06/12(火) 15:40:57

マリオンは、多分時計の主と見て大丈夫だと思う。
考察の出し方が、後ろ暗いことを持つ者としては効率が悪いから。

マリオンは、気にしていたアルベリヒを、泥棒や精霊ではなく時間泥棒を呼んだ者らしく見ていると結論づけたよね。
これは、自分の代わりに時詠に当てたり、追放させようっていう論展開の仕方ではない。
見えたものをただ口にしているように、私には見えたよ。
興味の方向が明確で、そこ基準で考えを深めてってると思う。
何より直に会話していて、彼に歪みは感じなかった。

まだ話し合いは始まったばかりだし、「自分が時計の主だったらこうする」という言動を全力でトレースしているならありうるのかもしれないけれど、そういったやり方は、自分の言動と状況にぐいぐい首を絞められるから、自分が逃げ切れるだけの「よっぽど怪しい時計の主」が居ないと、いつか動けなくなるか、歪む。