みんなにも随分と心配も迷惑もかけちゃったし・・・、あんなヘマ二度としないように気をつけなくちゃ。

よーし、ヒルダちん、がんばっ！！

…ツィンカ、ほんとにいっちゃったんだ。
ちょっと外を見にいったけどいなかった。

ふぅん？
何の話か分からねぇが、誰かいなくなっちまったのか。

あの嬢ちゃんもどっか出かけていったみたいだし。
あんまり危ないことしてないと良いが。

オレも神父に用があって来たんだが、本人がいないんじゃ仕事の話もできやしないな。

そろそろ次の仕事に取り掛からないといけないんで、オレも戻るよ。

じゃあなー

ここ、いつ来ても緊張するなぁ。
空気が張り詰めてるというか、荘厳というか・・・。

場所が場所だけに気温も低いしね。

あっ、入り口見えた、もうちょっと。

ん、ついたね。

ナンバー326、ヒルダ。
識別コードXXXX。

照合願います。

いつもお疲れ様です。

本日は例の件で狼様へのお目通りを願いたいのですが、許可願えますでしょうか？

ええ、その話です。
はい。　10分間ですね、はい、ありがとうございます。

ご機嫌麗しゅうございます、狼様。
先日は飛んだ失敗を犯してしまい真に申しわ・・・え？　敬語でなくとも良いですって？

あはは、こういうのは雰囲気ですから。

ともあれ、先日の一件は恐らくははむすたぁ人間の陰謀ですね、ハンターの一味ならあのように生温い手段はとらないと思われます。

ええ、仰るとおりで御座います。

では、引き続き探りを入れてみます。

・・・えっ？

大丈夫ですよ〜、あの時はまさか反撃受けるとは思っていなくて油断しまくってて。


・・・あぅ、そーなんですけどね。

はい、では気を引き締めて引き続き任務に。

有難きお言葉恐悦至極に御座います。