[月は翳り
　星は息を潜める……。

　――沈黙の夜。

　華奢な体が小さく響かせる足音が唯一の音。
　漸くすれば灯が其の碧に映るだろう。]

　あの……お邪魔します……。

[窺う様に碧を周囲に巡らせながら小さな声を発した。]

A〜B〜C〜D〜E〜F〜G〜♪

・・・A〜B〜C〜D〜E〜F〜G〜♪

。o（「小学校に入学して、もう一月も経つのに、アナちゃんはまだGの続きを覚えられないのね。」）

先生なんて大っ嫌い。
・・・学校行きたくないよぅ

天のいと高きところには神に栄光を
そして地には人々に平和を

･･･ありがとうございます。
では、少しお借りしますね。

[放り投げられたシャツを、脇に抱える]

だからエビフライ禁止令なんてものが出たのか。
暫くエビフライ無しの生活か･･･きっつ･･･

[ぶつぶつ、何処かへ消えていった。きっと着替えて来るのだろう]

おはよう。良い朝だな。
嫌な噂が流れている事を除けば、だが。

得体の知れぬ獣がうろついている可能性がある……
とはいえ。
私の可愛い羊達には、大好きな散歩をさせてやらないと、な。

せいぜい警戒する事にするさ。

おお、司教様から呼び出しがあった。
ここを去らねばならぬようだ。

こんにちは。

あら、神父様去っちゃったのね。さびしいけど、また遊びましょ。

来た人はよろしくね。もう少しでフルになるの、楽しみにしてる。

マルガレーテとアナも来たんだね。神父様、お勤めご苦労さん。

マルガレーテ、そんなビクつかんでも大丈夫さ。まぁ、油断すればドロテアのウィーハーに巻き込まれるとか、そんな気持ちはわからないでもないけどさ……。

アナ、逆に考えてみな。アナは入学して一ヶ月で、アルファベットを７個も覚えたんだろ？　凄いじゃないか。焦るコトないない。
そんなに気になるなら……よし、アタシと一緒にこっそり練習して、先生を驚かしちゃおうか！
いい？　行くよ？
……Ｈ〜〜Ｉ〜〜Ｊ〜〜Ｋ〜〜Ｌ〜〜Ｍ〜〜Ｎ〜〜♪
[...はアナと目線を合わせるようにしゃがみこみ、ゆっくり歌い始めた]

アルベリヒ、放牧は気をつけるんだよ！　ツィンカ、こちらこそヨロシク。後ちょっとだねぇ。

こんにちはー……。

……え。うそ。レオナルドさん、が？
だって。あの人は、僕よりずっと身体も大きくって。ずっと旅慣れてて……。

……二日前にね。ちょうど、僕がこの村に来るまえ。
乗り合い馬車で、一緒になったんだ。
次は、南のほうに行ってみる、って言ってたんだ……。

うそだよ！　ぜったいに、うそだっ……！

……ごめんね。
こんなの、僕らにはよくある、ことなのにね。
いつになっても、慣れないみたい。あはは。……うん。

えと……。いま、11人なんだね。
もっと、人、集まると良いね。
……こんなこと、忘れちゃえるくらいに、いっぱい人が集まったら、良いなあ……。

　あ、イゾルデも居るんだ。

[見知った顔に微笑みを浮かべつつ
　周囲を見渡し、少々考えを巡らせる。]

　ちょっと待っててね！

[奥へ入り暫くしたと思えばバスケットを抱え戻ってくる。
　クッキーやビスケットに溢れた其れを真ん中に置けば
　満足した様な笑みを浮かべて陽気な声をあげる。]

　折角これだけ人がいるんだからお茶でもしましょ！
　嫌なことは……後回しにしてさ。

[ちょっと言い淀んだ言葉に表情は一瞬暗くなったが]

犯行は複数犯。これは間違いない。果たして、2名か3名か……。

＞ルイ >>38
旅人殿。本当はここは平和な村なのだ。こんな事件、あってはならぬ事なのだが。
まもなくこの村の城門は封鎖されるだろう。そうなると申し訳ないが、事件が解決するまでの間、この村へのあらゆる出入りが禁止される。この村を離れるつもりなら、急いだ方が良いだろう。

＞マルガレーテ >>39
これはありがたい。
今日はさすがに疲れたよ。こういう時の茶と菓子は何物にも勝る。
このビスケットと君の笑顔を明日への活力としよう。

　まあ、お上手なのね。

[>>41の言葉に悪戯っぽく微笑みながら茶を注ぐ。]

　さあ、皆さんももっと召し上がってくださいね！

>>39
あはは、やっといつものマルガレーテに戻ったじゃないの！

……そうだね。亡くなった旅人さんは気の毒だけど……明日は我が身かもしれないんだし、さ。誰かの心の中でもずっと笑顔のままでいられるよう、笑える時は皆で笑わなきゃね。

……ほら、旅人さん。いつまでもそんな顔をしてちゃ、その旅人さんだって次の場所へ行けないじゃないんかい？　アンタさえよかったら、一緒にお茶にしようじゃないの。…………ね？