よお！
ちーっと、邪魔させて貰うぜ。

[...は、小型の地球儀を模した銀色の時計を左手の上に乗せ、
部屋の中をズンズンと一通り歩き回り　ぼそりと呟く]

ちっ、案の定、やっぱり黒か。
めんどくせーことが起きかけてるようだな。
ま、仕方がねー。しばらくは様子見か。

[言葉と裏腹に、楽しそうな笑みを浮かべると部屋の隅にドッカと腰を下ろし、
　左手の上の地球儀を、右手の中指で擦るように廻した。]

くっくっく。
これで役者は揃ったってわけかい。
いけねえな。昔の血が騒ぎやがる。
こんな事態だってのによ。

若え連中は、こんな事態だってのに、まだ仕事か？

まあ、寿司でも摘みながらゆっくり待つか。

　ちっくたっく
　　ぼーん、ぼーん♪

　おっなかの時計の針はもー３時！

[元気の良い歌声の持ち主は機嫌良く集会場に戻ってきた]

　死体がごろごろー？
　

[辺りを見回して、転がっている人には備え付けの毛布を。起きている人には、ぺこりと頭を下げて挨拶をする。それからヴィルヘルムを見つけると]

　あー！
　そうそう、村長さん
　くまごろーと昨日の夜お散歩してたんだけど


　時計塔の上の方にある窓が開いてたの
　……誰が開けちゃったのかな？

おや、騎士様とご隠居様ではないですか。
これはこれは…いや、アナ君。死体はごろごろしていないから。

[苦笑しながら首を振る。]

時計塔の上にあった窓…？
いや、あの場所の窓は開かないことになっている。
それこそ、妖精が出てこない限り………？

開いてた？

[アナの話を聞き、渋い顔をしながら思案し始める。**]

…ふむ。
クロノスからの手紙だ。時計蒐集家と呼ばれる厄介な時間泥棒が混じっていること、時間泥棒の協力者とやらも紛れ込んでいることを知らせてくれた。
しかし安心してくれたまえ。クロノスの上級ギルド員も既に派遣されているとのことだ。
元々村にいるのか、そうでないのかまでは書かれていないがね。

[時計塔の事で渋い顔をしていたが、手紙の内容を読んだ後、いくらか和らいだ表情に変わる。**]

この村で奪われた時間に影響されない人間が全員揃った、と言うことになるのか。この集まった１６人に時間泥棒が居るということか、難儀な話であるな。

>>318
なるほど、私は時間が盗まれたコトによりループしていたのか。そして今の私は記憶と引き替えにそのループから解放されたワケか。

ありがとう、状況が多少分かったような気がするよ。