かくかくしかじか。

ヒルダ……生きてるよね。メルさんも帰ってくるかな。

いっぱい美味しいもの作ってあげるよ。
最近はちょっと手伝うようになってね、少しだけ上手くなったんだよ。

ありがとう、街の人。ホランダだっけ。

お腹すくよね。
(もう大丈夫だよ)
ってメモ残して、お粥でも作っておこうかな。

アナ、ごめんな。

あた…おれは、土日までに始まれば、とおもったんだが、次の土日は日程的に厳しい。

次の旅に出なくちゃいけないんだ。

旅の帰りがけに、まだ始まっていなければまた考えるよ。

あら、旅人さん、ご出立？
いってらっしゃい。また会えることを祈っているわ。

ただいまぁ。
あーあ…神父さんの夕飯を逃すなんて、残念無念ねぇ。

すっかり時間がかかってしまいました。
ただいま戻りました。

おや、どうなさったんですか。
ヒルダが……？

[慌ててヒルダに駆け寄るとアナから事情を聞き]

これは……いけませんね。
すぐに看病にかかりましょう。

.oO（これはもしや……しかし、何とかなるかどうか……。

ルイさん、お発ちになるのですね。
どうぞ、お気をつけて……。

また立ち寄られる機会がありましたら、歓迎致します。
良い旅を、狼王にお祈り致します。

息が乾いてらっしゃいますね。
お水は喉を通りますでしょうか。

[部屋の片隅で湯を沸かし湿度を保つよう試みながら]

(　ﾟДﾟ)ｙ−~~

まあ、ヒルダさんが見つかったんですね。
あとで面会に行ってみますか。

と、喉に水の一滴が吸い込まれる感覚を感じたとともに体に重みが戻り視界が暗くなった。

（しろい・・・ひかり）

　　（亜麻色のレェス）

　（くろい、色がうごいてる）

（神父・・・さま？）

ん、いまメルさんを見てた気がする。

んー……何が起きたのかな。
まだ話せそうにないし…。ルイさんも旅先で何か起きなければいいけど。
街中の不穏な噂に関わりがあるのかな。