………撃つなよ。

[ゲルハルトの口ぶりに警戒心を抱いたようだ。]

さて、パン屋は朝早いんで先寝させてもらうな。
ほんじゃまたなあ。

酔ってはおらぬ、おらぬぞ。
らりほぅ。

儀式でなかったら、何のためにするのかしら…。

[抱きかかえられ、不安げにゲルハルトにしがみついている]

……って、あと2人いたら妖精が呼べるの？本当？
じゃ、人数が足りないうちから何のためにやっていたの？練習？

[アナは　やっぱり　こんらん　している]

………撃たずに済む事を願っていますが…マスターに手出しをする者には一切の容赦を解除されておりますので。

[と、下げてあるライフルを一瞥]

……そうですか、人数が足りないと…。
ふむ…たしかに、人数が足りないのにするのは練習若しくは下準備に他なりませんね。

大丈夫ですよ、マスターアナ。きっと儀式の練習でしょう。
…いざとなれば。
[アナの頭を撫でる]

酔ってる奴ほど酔ってないと言い張るんだ。
…羊飼いの朝も遅くはない。おれもそろそろお暇させてもらうぞ。

[キルシュを抱え、集会場の外へ。**]

ではまた明日じゃの。
ゲルハルトもアナ嬢のために色々見失うでないぞー

[よたりと歩きながら、アルベリヒ、ヨハン、ゲルハルトをつんつんしてから風呂へと向かった*]

ゲ、ゲルハルトまでつんつんされてるの！？
うー、よくわからないわ…。
この村には不思議な風習がある…という事なのかしら…？

[不安そうに、ゲルハルトにしがみつく手に力を込めた]

色々見失う…？とは…？
私はマスターの安全な生活を守る義務がありますから、仕方有りません。
ご容赦くださいませ。

[無表情が少しにやりと笑って見える]

つんつんされましたね…。
これであとお一人で、妖精が現れるのでしょう。

私も、今始めて聞く伝承です。かなり長い間マスターアナの御屋敷に置いてもらっていますが…これでも知らないこともあるのですね。

[不安そうなアナを慰めるように頭を撫でる]

ゲルハルトでも知らない事があるのね…。

うぅ、なんだか怖いわ。
皆も帰ったようだし、私達も屋敷に戻りましょう。
……このまま連れ帰ってくれるわよね？

[抱きかかえられたまま、ゲルハルトの首に両手を回した]**

こんばんは。
あら、もうみなさんお揃いですのね。

[背中に時計を背負いながらよろよろとした足取りで広場へとやってきた]

村長さんから時計を持ってくるようにといわれましたのですけど、うちは貧乏でして、壁にかけてあるこんな鳩時計しかありませんでしたの。

[背中に背負った鳩時計から鳩が飛び出しくるっぽくるっぽと鳴いた]

これではだめでしょうか？

[びくびくしながら周りの人の様子をうかがっている]

あ、あら、どなたか来られたのかしら…。
良かった、女性の方みたい。

[マルガレーテの姿に、ホッと胸をなで下ろす]

……で、でも、随分と逞しいというか、力持ちな方なんですのね。

[アナは妙に感心している]

あら、かわいらしいお嬢様ですこと。
はじめまして。

[アナににっこりとほほ笑む]

ええ、早くに両親もなくして。
一人で畑仕事も乳搾りも家事もやらなくてはならないので、自然とたくましくなりますわ。

庶民の味はお口に合わないかもしれませんけど、もしよろしければどうぞ。

[マルガレーテはアナに手作りキャラメルを渡した]