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(71)仕立て屋 イゾルデ |
2011/06/01(水) 02:02:45 |
ああでも山羊からウールはとれないな。
うん、羊は偉大だ。
(72)老女 ゼルマ |
2011/06/01(水) 08:21:17 |
おはようございます。これから梺の町まで行かなくてはならないの。戻ってきたら、私の昔話をしようと思うわ。一度目の時間泥棒のノイマン伯爵のお話と、二度目の時間泥棒のローズマリーの哀しいお話を、ね。
さ、ルルや、おいで。
(73)騎士 ゲルハルト |
2011/06/01(水) 08:23:57 |
失礼、少し立て込んで居りました。
メンテナンス用の器具・部品の調達は矢張り時間がかかるものですね。
アルベリヒ様のお探しの羊ですが・・・私のいた方にも見当たらず。お力になれず申し訳ありません。
(74)騎士 ゲルハルト |
2011/06/01(水) 08:28:36 |
おや・・・お早う御座います、ゼルマ様。
過去の時間泥棒のお話、楽しみにして居ります。
行動パターンが読めれば、対策も立てやすいでしょうし・・・何より、人が禁じる行為と知りつつ行う、その意図が私には難しい。私のようなものは、禁じられると書き換えがない限り行動できませんから。
行ってらっしゃいませ。お気をつけて。
(75)羊飼い アルベリヒ |
2011/06/01(水) 23:33:05 |
そう、それだ。山羊からウールは取れない。
…まあ、山羊の乳から取れるチーズはうまいが。
[ホットミルクをまた沸かしてみた。]
飲むか?飲まないなら自分で飲むが。
(76)羊飼い アルベリヒ |
2011/06/01(水) 23:34:07 |
時間泥棒…。
伝聞でしか聞かないもんだから、いまいち現実味がないな。
ゼルマばあさんから話を聞けば認識を改められるんだろうか。
[二杯目のホットミルクを啜る。**]
(77)仕立て屋 イゾルデ |
2011/06/02(木) 02:10:04 |
ミルク頂くよ。
山羊チーズな。あれはうまい。
あれなんていうんだっけ、頭切ったピラミッド型の。ナポレオンのエジプト遠征失敗がどうとかってやつ。あれ旨いぞ。
ヴァランセ?確かそんな名前。
(78)仕立て屋 イゾルデ |
2011/06/02(木) 02:12:01 |
あとヒレな。子山羊のヒレは旨い。山羊鍋も旨い。
羊も旨いが、基本的に羊は愛でるものだと思う。
(79)仕立て屋 イゾルデ |
2011/06/02(木) 10:38:22 |
( ゚Д゚)y−~~
旦那のデコがまた広くなってた…
去年まで指6本分だったんだがなあ…
(80)仕立て屋 イゾルデ |
2011/06/02(木) 10:43:25 |
図体ばっかでかくて使えねえ奴だってのに…
さらにデコか…はぁ…
(81)仕立て屋 イゾルデ |
2011/06/02(木) 10:51:07 |
『ユタカ・ミズタニみたいだろ?』とか言ってたが…
誰だよそれ…
(82)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:00:09 |
凄い雨ね。昨日は村に戻るのを諦めて町の友人の家に泊めて貰ったわ。
さて、それではこの婆の昔話に付き合って頂きましょうかしら。ルルや。膝においで。
(83)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:04:07 |
一度目の騒ぎは私が16歳の時だったわ。当時、たった一人の肉親である母を亡くしてから、私は単身別の国から国へと放浪していたの。
そんな中、ノイマン伯爵と言う斥候が収めるキルステン国に滞在していた折に巻き込まれたのよ。
(84)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:08:33 |
最初は違和感に気が付かなかったの。何故なら満月の夜だったから。時が停滞しているだなんて3日、4日は思わなかったわ。満月を挟んだ3日なんて満ち欠けは分からないもの。
でも、その内に満月が何時までたっても欠けない事に気が付いた住人達は、お互いの時計を持ち合ってノイマン伯爵の元へ相談に行ったのよ。
『時間が繰り返されている。』『永遠にループしている。このままでは時の檻に閉じ込められて、何時しか時間が止まってしまう。』と。
(85)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:11:44 |
そこでノイマン伯爵はこう答えたの。『もしかすると、時間泥棒の仕業かも知れない。時間泥棒が居るかどうか、ハッキリさせるために、住人が持つ時計を広場に全部集めなさい。針の動きが違う時計があれば、それが時間泥棒の印のはずだ。』と。
勿論、住人はその通りにしたわ。私含めてね。全ての住民が時計を持ち寄り、一つ一つ調べて行ったわ。
(86)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:17:26 |
でもね、結局住人達の時計は寸分違わず正しい時を刻み続けていたの。誰一人の時計として、狂っては居なかった。住人達が、旅人である私を睨み付けたその瞬間。・・・・私以外の住人達の時が止まった。いいえ、止められたの。私は自分の時計を肌身離さず身に付けていたお陰で時間の停止から逃れられたんだけどね。
(87)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:20:27 |
そう。犯人は他ならぬノイマン伯爵だったの。広場に集められた全ての時計の針を止め、時間を奪っていたの。彼の時計は特別な時計で、他人の刻む正しい時間を吸い取ってしまう効果があったの。
何故そんな事をしたかと言えば、・・・・石化病に掛かったノイマン伯爵の妻の延命と、治療法の発見の為の時間稼ぎの為だったそうよ。
(88)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:25:11 |
でも、でもね、結局はノイマン伯爵の行為は結果として妻を苦しめるだけだったの。
考えてみて?同じ時間が繰り返される。即ち、同じ状態を何度も何度も繰り返すに過ぎないわ。
彼の妻は、毎日毎日少しずつ確実に病魔に蝕まれる時間を繰り返すばかりで、病が癒える訳では無いの。時間を繰り返す限り、永遠に病魔にその身を侵される苦しみ、恐怖、痛み、絶望に縛り付けられてしまうの。
(89)老女 ゼルマ |
2011/06/02(木) 21:30:15 |
その内に、彼の妻は少しずつ狂気に犯され、精神を壊し、遂にノイマン伯爵の時計を壊してしまったの・・・・。
時間泥棒の時計はとても特殊なのは、さっきも言った通りだけど、他人の時間を吸って繰り返す時計が壊されたならば、それは即ち『その時計を持つ人間が死んでしまう』と言う事なの。流れる時間を無理に堰き止めて、同じ流れを繰り返すと言う不条理の代償と言うのかしらね。
妻や民の事をとても大事に考えて、慕われていたノイマン伯爵の末路はとても哀しかったわ。
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