あとに引き返す道はまったくない。おおかみに帰る道も、子どもに帰る道もない。


・・・うん、少しだけ人生を見つめ直してみた

やっぱり、気のまま自分らしく生きるのが一番だな。

そんな訳で、今は某お嬢様のお屋敷の図書館に間借りして生活している。

・・・色んなことがあったけど、私は元気です・・・

困ったな、このまま家に帰っても、いいポーズが思いつかないままだぞ…。

台車が進まないのは、決して重いからだけではないな、やれやれ。

そうだ、交通事故で飛ばされているようなポーズがいい。あれは実にシュールで感慨深く、今作っている作品の一部にぴったりだ。深みを与えてくれる。

顔は細目のメガネがいいかな、繊細そうなやつ…

よぃーす。　ふあ…ねむたいぜ。

くっ・・・
試練か。これは試練なのか？！

あれ、なんか戦でも起きるのか？
そんなに政治的に不安定だったっけこの辺。
まあそれはそれとして、ようこそ辺境の村へ戦士殿。
村人Ａ、彫刻家です。よろしく。

おー、こんちは。
いやいや最近は戦も起こらなくてメシの食い上げってやつだぜ。平和なのは結構だけども、な。

しかしここは世界のどのへんだろう。家の方向もさっぱりわからん…

今日は雨、とてもとてもいい天気だ

何故かって？
雨だと仕事にならないから自動的に休日になるのさ

暇だから議事録とやらに答えるとしようか

こ、これはアレか？！
サボるなという、運命の警告か？！

む？
戦死殿。物騒な世の中だということには非常に同意だ。今日だけでも二度、死にかけた。


世界のどこかは俺にも分かりかねる。むしろ、俺の明日がどっちなのか教えてもらいたいぐらいなんだ。