Geschichte von Werwolf 《SchwarzWeiss》 

29 時間泥棒と不思議な時計4


(205)

旅人 ルイ

2012/06/21(木) 02:21:01

[目は逸らさない(>>204)。まなじりは赤く染まり、強い視線は睨んでいるようにも、涙を堪えているようにも]

…私は、いなされているのだろうか。

他の奴に、…こんなこと。

[言わない、しない。
首を振って、指先に触れられれば肩を揺らした]

いいや?
一般的ではないかもしれないが、伯父との旅は苦ではなかったよ。
見知らぬものに次々と触れられる経験は、貴重なものだった。

時計の鍵の主を見つけたら、伯父から預かった手紙を渡して、それから──その後のことは決まっていない。
旅を続けてもいいし、どこかに落ち着くのもいいかな。