Geschichte von Werwolf 《SchwarzWeiss》 

29 時間泥棒と不思議な時計4


(296)

少年 マリオン

2012/06/24(日) 02:58:26

>>294
[不意に撫でられ、その優しい手の感触に驚いて。少年の表情が照れくさげにくしゃりと歪んだ]

……あ、ありがとなのじゃよー。

えと、綺麗なお兄さんだと思っておったのじゃよ?

[すっかり間違えていた事を思い出し、赤くなった頬をつつかれて。怒られるかと硬く握りしめていた手のひらで、そっと旅人のマントの裾をひっぱった]

一瞬一瞬を、大事にか……

む、ルイも、一緒にここで暮らすことになったのかの。

時が動き出したし、もうお別れかと思っておったのじゃ。
もしや……

[そのまま、ルイとラドルフの顔を交互に見つめた]