[口ごもるルイを横目に、ツィンカの視線には苦笑を返した。]……まあ、俺ぁいつでも歓迎ってとこだがな。[こんな嫁さんが来てくれんなら誰だってそうだろ、とおどけたように肩をすくめる。]ただ、ルイの選択肢を奪いたくも、ねえんだ。ひとつところに留まるってえのは、勝手も違えだろうしよ。…ま、ツィンカも一緒に居りゃ、居づらかねえだろうが。[時計を取り出すルイの方を見やり、穏やかに目を細めた。]