そう言えるのは……。[一瞬、睫が揺れる。]きっと君が強いから、なのかな?ま、きっとそうなんだと思うよ。でも……それでももう嫌なんだ。それくらいなら……もう、望みたくない。[そうして組まれた手へと再び視線を落とし、小さく笑う。振り子時計は、刻を刻み続けている。]そだね、その時が来たらお願いするよ。