莫迦だなぁ、噂は噂に過ぎないのに。
でもさ、ちょっと気になる話しを聞いてね。　実はさ……。

はれはれー。始まったのねー。
じゃあぱっぱと終わらせるのよー。

[くるんと砂時計の上下をひっくり返し、流れていく砂をのんびり見ている。]

始まったらしいね。
じゃあぱっぱと終わらせようか。うん。

[懐中時計の鎖を所在無さげに弄っている。]

始まったんやね。
うんうん。ぱっぱと終わらせてついてきちまったショコラを寝かしつけなきゃいかんね。

[足元で丸まっている子羊の背を撫でる。]

ほい、了解だよっと。
しかしその羊見てると、つい抱き枕にしたくなるな…って冗談だ冗談。怒るな、アル。

[こっそり触ろうとしていたのは内緒内緒。]

…で、さ。
結局村長来なかったのねー。
村長のばかー！

[大声で怒鳴ってやった。]

主よ…。
時間が進められないのはちょっぴり面倒です。

[胸元でこっそり十字を切った。]

だから眠いんだってばぱとらっしゅ…ぐう。

[集会場のすみっこで丸まって寝てる。]

おやおやまあまあ。
ルージュもおねむさんなのねえ。
よしよし。

[黒猫の背をなでなで。]

んむー。
ばあさんやぁ。村長さんはまだかいのう。
おらんようじゃよう。

[きょろきょろ。]

旦那様ぁ、村長さんは風邪引いて寝込んでるそうですよぅ。
駄目ですよきちんとお話聞いてなきゃ。

[のほほん。]

はいはいはいー。
ボクおなかすいたすいたー。
ごはんまだー？

[鳥さんと戯れつつ御飯要求。]

で、さ。
村長がくじの数思いっきり間違えちゃったってホント？
上級ギルド員のくじが一本って意味ないじゃない。
時結びのくじが増えた分、早く終わりそうな気もするけど。

[そんなこと言いつつ仕事中。]

んー。あたしもねむいのよー。
Zzzzzz…。

[マリオンの隣でごろりん。]

やれやれ。
面倒な話だ。暫く集会場に寝泊りすることになるのか…？

[文句を言いながらも引き続き剣の手入れ中。]

召集掛けておいて風邪で寝込むとはどれだけ虚弱なんだ村長。
…で、ヴェルナーはどうした。なんかそわそわしてるが。

まさか風邪引いて寝込むとはねぇ。
おかゆでも持ってってあげた方がいいのかねぇ。

[集会場の台所でシチューを作っている。ぐつぐつ。]

主催者の村長が欠席とは何事かと。
まあ、いいか。

子供二人は寝ちゃったか。そんなところで寝てると風邪引くぞ？

[集会場内部の物置から毛布を二枚借りてきて、マリオンとアナに一枚ずつかけてやった。]

はろはろーん。
まあしょうがないさ。熱が３９度あったからねー。
これ終わったらお見舞い行かなきゃいけないなーとかなんとか。

[くんくん。シチューの匂いがした。]

いいねーシチュー。家庭の味だねシチュー。

おおっと、始まってたんだね。
ごめんごめん、ちょっと寝てたかも。

[ばつが悪そうな顔。]