ねぇ、知ってる？　あの噂。　あの事件って本当はね……。

…来ているのはお前だけか、ホラント。
やはりまだ単なる噂としか思われていないようだな。
ううむ。

[懐から、純銀の鍵巻き式懐中時計を取り出す。]

時は金なり。
先代からそのように言い聞かせられた分、気になってしまうものなのかもしれんな。

…暫し待つか。
隅の席で書類に目を通す。誰か来たら伝えてくれたまえ。

こんばんは、村長様。
新しく赴任してまいりました神父でございますよ。

[胸に下げたクルスの中心部に時計が埋め込まれている。よく見ると12時が下に、6時が上になっている。胸に下げた状態で覗きこむのなら、この方が自然なのであろう]

どうぞ、よろしくお願いいたします。

おや、神父様。これはこれは。
おかけになってお待ち下さいませ。
遅いな…。やはりこれも時間泥棒の影響か？

おはようございます、村長様。
時間泥棒というのは、何のことでしょうか。

時間泥棒のことはまだ知らなかったのかね、神父様。
その名の通り、時間を盗んでいく泥棒だ。
時間を盗まれた村や町はただ同じ時間を繰り返すだけ。
次第にそれを疑問に思わなくなっていくのだよ。

どうも時間泥棒の被害に遭ったと思しき村が増えてきているようでな。この村にも忍び込んでいる可能性が高い。
故に対策を…というわけだ。

こんばんは村長と神父さん
[懐から銀色の懐中時計を取り出して時間を確認する。]

こんな時間なのに人は少ないんだな
いや、こんな時間だからかな？

やあ失礼するよ、まったく忙しいというのに、さらに忙しい事件が起きてしまって私としては迷惑極まります

[いかにも忙しげに袖を捲ると腕時計がついていて。シルバーの針がカチカチと寸分の狂いもなく時を刻んでいた。]

ああ、私の予定は昨日までは一分一秒の狂いもなく、いつもならば１時間23分前には家に帰り、56分前には晩酌をしながらテレビを、今頃はお風呂に入っていたのに――

[はっと、気づいたように時計から顔をあげる]

ああ、皆様。よろしくお願いします。

おや、羊飼い君とお役人様かい。
お疲れ様。
…私以上に細かいスケジュールだね、お役人様は。

おや、役人さんもいらっしゃったようですね
ずいぶんとお忙しい様子・・・
好き勝手な生活を送る自分には想像も出来ない世界に生きてるようですね
たまには何も決めずに生活するのも良いと思いますよ？

[懐中時計を手の中で弄りながら呆けている]

と、すみません、挨拶を忘れていました
どうぞ宜しくお願いします

村長さん、こちらこそよろしくお願いします
ええ、私は予定に忠実な人間でしてね
朝は6時に起床、10分で服を着替え12分には歯を磨き、15分から朝食の時間、新聞を読むのに45分間、そして役場まで通うのに歩いて丁度21分、そして――

[はっと気づいたように]

ああ、申し訳ありません、つまり、このように詳細に行動を決めているのですよ。私は
村長さんもいかがですか？充実した毎日が送れますよ

アルベリヒさん、こちらこそ
残念ながら私は貴方のようにのんびりは出来ないタチでしてね

[ふっと笑う。どこか自嘲したように]

まあ今の仕事が無くなったら貴方のような生活も考えてみましょう

ほ、ほう…それはまた精密だな。
…そうだな。考えておこう。
しかし書類がなかなか片付かぬなぁ。

溜めておいた心算は全くないのだが。

よう、こんばんわ。時間泥棒が出たんだって？
と、込み入った話の前に……ちょいと失礼。

[慣れた手つきで椅子を引き摺ると、窓際に特等席を作り窓を開け]

……ふぅ、面倒ごとは遠慮してぇンだがなぁ。

[銀色に輝くマッチケースを取り出し、煙草に火を点け一服する。マッチケースには、小さな時計が据え付けられているようだ]

おや仕立て屋君。
今日も気持ち良さそうに一服しているね。

[面倒ごとは遠慮したいと言うイゾルデに苦笑を返し]

まあそう言わず。時間泥棒のいいようにされてしまっては一服する時間すら忘れてしまうかもしれんぞ？

羊飼い様に、お役人様に、仕立て屋様。
ごきげんうるわしゅう。
教会の生活も規則正しく、かつのんびりしておりますよ。

よう、村長殿。
俺はこれだけが生きがいだからな。

[ゆっくりと煙を吐き]

そうな。布を毎日切っては繋ぎ……それに関しちゃ、毎日がループしてるようなもんだが。
この時間だけは忘れたかねぇな。

[苦笑する村長ににやっと笑いかけ]

だが、泥棒……本当にそんなやつ居るのか？

[肩をすくめて見せた]

神父殿もこんばんわ。
俺はこいつさえあれば、大抵機嫌は麗しいな。

[そういって、煙を肺腑の奥まで吸い込んで]

ふぅ……規則正しいのはいいこった。
俺もよっぽど火急でもなけりゃ、な。
はぁ、そろそろ衣替えか。

[ため息交じりに紫煙を吐き出した]

伝令から報告が入っていてな。
時間泥棒の活動範囲がこの村へ近付いてきているようなのだよ。
時間泥棒の被害については…そうだな、時間泥棒退治専門の組織『クロノス』の面々に聞けば早いのだが。

[執筆の手を止め、ため息を吐く。]

彼等がいれば、心強いのだがね。

ふん、まったくの眉唾って訳じゃねぇンだな。
じっちゃんにこいつを譲ってもらった時に、少し話聞いたが。その『クロノス』ってやつらについても。
……御伽噺の類だと思って、今の今まで忘れてたけどな。

[銀製のマッチケースを取り出し、小さな文字盤を撫でる]

ああ、面倒だ。村長の伝で何とかその『クロノス』ってのを連れてきて、一件落着って訳にゃいかねぇのかい？

[そう、からかう様に聞いて、新しい煙草を咥え、マッチに火を点けた]

クロノスの構成員自体には時間泥棒を見つける技術はないのだよ。
今までの記録を元に巧い采配は取ってくれるだろうがね。
時間泥棒を見つけられるのは時詠みと時計鑑定士。
鑑定士はともかく、時詠みはほぼ確実に時間泥棒側の者が騙るだろう。
それくらい時詠みは時間泥棒にとって脅威なのだよ。
さて、時計の螺子を巻く時間だな。

ほぉ、ジェネラリストとスペシャリストって訳か。
ん？どっちも似たようなもんか。
どっちでもいいか。まぁ何とかなるだろってことは判ったぜ！……多分。

[村長が時間を気にする様子を見て]

ン、もうこんな時間か。
さて、俺もそろそろ……いや、もう一服していくか。

[あっという間に吸い終わってしまった煙草を揉み消し、すぐに新しい煙草を取り出すと、再度火を*点けた*]

そのように解釈してくれればいい。
とはいえ我々も彼らの力に依存するだけでは情けないからな。
頑張ろうではないか。

[時計の螺子を巻き終わり、再び書類と向き合った。**]

[大きな熊のぬいぐるみを引きずりながら走ってくると、集会場に飛び込んだ]

　村長さん、ぱぱとままがおかしいの！
　昨日からずっと同じ事を繰り返してて…ばかみたい。
　アナの話も全然聞いてくれないのよ

[ぎゅっと抱きしめたぬいぐるみのお腹には透明な文字盤の時計がはめこまれている*]

おはよう、アナちゃん。
それは大変ね。
もっとも教会なんていつも同じことしかしてないからね。

なんと！
それは時間泥棒の仕業に違いないよ、アナ君。
でも大丈夫。キミや我々が力を合わせれば時間泥棒を追い出せるはずだからね。
しかしぬいぐるみに時計…なかなか珍しいな。

[じっとぬいぐるみを見つめている。]

いやいや。同じ事の繰り返しといっても、本来は何かしら違いがあるというものではないでしょうか、神父様。
何かしらアクシデントがあったり、ね。

しかし時間泥棒に時間を盗まれてしまった村ではそれすらもなくなってしまう。
完全に、繰り返しとなってしまうのだ。
そして恐ろしい事に住人はそれに気付かずに繰り返される日々を過ごす。

[懐から時計を出し、アナに見せる。]

我々の持つ時計のみが、彼等の恐るべき力に抗う事が出来るのだよ。

おんや、随分とみんなさん忙しそうだねぇ。
あたしゃ毎日することが無くって、ずーーーーっと窓辺で編み物ばっかりしてるよ。
ねぇ？メア？
[…は腕に抱いた黒猫の頭を撫でながら言った。黒猫の首には小さな時計のついた金の首輪がはまっている。]

おや、ゼルマばあさんじゃないですか。
メア君のお元気そうで何よりです。
編み物は何処まで進みましたか？
…うん、進んでるみたいですね。

猫はいいですなあ。
うちも猫を飼おうかと思ったんですが。
あまり構ってやれないとかわいそうかとも思ってしまってねぇ。
よしよし。

こんにちは皆様。人がどんどん増えているようですね。

[背筋をきっちりと張り、いつも通りせかせかと]

やはり皆様もこの件で集会所に呼び出されたのですか。私は毎日同じように生活しているゆえ気づきませんでしたが、よく見たら上司からまわってきた書類が、どうやら昨日と全くの同じもののようでして

[じっと、書類に目を落とす]

これは上司からのイジメか、はたまた何かの事故でなかった場合は・・・。信じがたいですが、もしかしたら。

[頭を振る]

いいえ、恐ろしいことは考えないで起きましょう。ただの偶然かとも考えています故

猫はいいですね。時間なぞ気にせず自由気ままに生きていられますから。

[しばらく猫を撫でていたが、はたと気づいたように腕時計を覗き見る]

ああ、予定時刻より3分も長居してしまいました、それでは一度失礼します

おやおや、メアや、随分とおモテだねぇ。くすくす…［黒猫はつんとすまして構う人間を無視している。］
本当不思議な猫だね、お前は。どれ、こっちにおいで。

ちょっくら帰って食事してくるよ。今夜は温かいスープでも作ろうかねぇ…そうだ、少し多めに作って、後でこっちにも差し入れることにしようかね。

ふぅ・・・
まさか羊が逃げ出すとは・・・
[アルベリヒは懐から懐中時計を足りだして時間を確認するとやれやれといった風に首を振った]
もうこんな時間なのに私はまだ羊達を追わなければなりません
アナちゃんとゼルマさんに顔を見せられないのが残念です

[今日も今日とて窓辺に腰掛け、ぼやっと煙草をふかす]

猫はいいねぇ、つれない姿も魅力的ってなぁ。

[猫を連れて去ってゆくゼルマを見送り]

お前さんは羊に振られちまったのか。早く連れ戻せるといいな。つっても、外は時間がループしてるらしいンで、連れ戻してもまた逃げてたりしてな？
ま、気をつけてな。

[そう嘯きながらも、ひらひらと手を振りアルを見送った]

ううむ。
未だに時間泥棒が出たという知らせを噂としか受け止めておらぬ者が多いのだろうか…。
それとも、時間泥棒に時計を取られておるのか？
こうも人が集まらぬと困ってしまうな。

おはようございます。
確かに人の集まりが悪いようですね。
どうすればいいのでしょうね。

　時間泥棒なんだ…
　ぱぱとままの時計がね、いつもはぴかぴかきらきらしてちゃんと動いてるのに、沈んで悲しそうだったの
　これは泥棒に時間を取られちゃったから？

[差し出されたヴィルヘルムの時計の輝きを確認しながら、ぬいぐるみの頭を撫でる]

神父さまもおはようなのよ
アナ、他の人も時間が取られてないか見てくるね！
まだ無事な人頑張って連れてくるよ

よう、村長さんはここかい？
いやはやちっさいお嬢さんに叱られちまったぜ。ちゃんと集まりなさいってね。

[にやにやと笑いながら、集会所に顔をのぞかせる]

ふむ。ちっとばっかり時間が早かったかね？

[隠しから手ずれのした絹張りの小箱を取り出して、パチンと蓋をあけた。いわゆるトラベルクロックと言われているモノの様だ。花の象眼された瀟洒な文字盤を見て時を確認する]

ん…まあいい。また出直すかね。

ふぅ・・・
やっと羊達を捕まえる事が出来ましたよ・・・
どうやら振られてはいなかった様で一安心しました

しかし羊達と違って集会所に人はあまり増えてない様ですね

皆さん本当に時間泥棒に時間と盗られたのでしょうか？
［懐中時計を取り出し時間と存在を確認する。日の光を受けて時計は銀色に輝いている］
どうやら私はまだ無事のようですが・・・
他に時計を持ってる人を探して来るとしましょうか

なかなか集まらないみたいだねぇ。皆どこ行っちまったんだか。
［…は黒猫を伴って集会所に姿を見せると手にしたバスケットを机に置いた］
差し入れだよ。大したもんじゃ無いけど…サンドイッチ作っといたからね。腹を空かせたもんがいたら遠慮なく食べとくれ。

やはり時間泥棒の被害は出始めているようだな。
伝令とも連絡が取れぬようになってしまった。
…鳩を飛ばすか。

[ふらりと集会場に入ってくると、中を一瞥。片眉が少し上がった]
なんだ、行き違いだったか…。
呼ばれた様なので参上した。時間泥棒の対策とかやらはどうするんだ？
…ふむ。他にも誰か集まった奴が居るなら、待つか。
[椅子を適当に引き出し、老婆に会釈してバスケットからサンドイッチを取ると座って食べ始めた]
腹減ってたんだ。遠慮なくいただくな。

大変です。大変です。

[いつもは一分の狂いの無い足踏みがこの時ばかりは乱雑に、役場から駆けてきたのか息が激しく乱れていた]

昨日言った書類の件、やはりミスでも勘違いでも、もちろん私へのいじめでもありませんでした。
ええ、そうです、今日も上司は同じ書類を同じ時間に届け同じことを喋り同じように去っていきました。寸分の狂いも無くです。
上司はどうも時間にルーズな人でして、毎回何かしら遅れたり、ずれたり・・・その時間調整は私が毎回担当しているのですが、それくらい適当な人なのですが、そんな彼がこんな凝ったいたずらを出来るはずがありません。

[一旦言葉を切り、集会所の椅子に腰掛けた]

――間違いなく、その、まるでお伽話のような泥棒の被害にあってしまっているようなのです。

被害にあってしまった人は何時になったら戻ってくださるのでしたっけ・・・

[しばらく頭を抱えていたが、すぐ冷静に戻ったように]

ああ、人が増えていたのですね、よろしくお願いします
サンドイッチ、美味しそうですね。どれ私も一つ・・・

[しかしサンドイッチに伸ばした手は震えていた**]

もうしわけございません。
法王庁のお達しで別な村に赴任しなければならなくなりました。
人が揃っていないのにここを離れるのは心苦しいのですが。

　神父さま、赴任先かわっちゃった…？
　

　わぁ、ゼル婆さまのサンドイッチ！
　アナも欲しーい！
　たまごー♪

[バスケットに手を伸ばして、首をこてり]

　ぎゅんちゃん、おてて震えてるよ？
　ぐれごりんもちゃんと来たのねー

赴任先が変わってしまわれましたか。
残念ですが、お元気で。
法王庁でもごたごたしているんですかな。

…役人様の所にも現れたのですな。
我々の手で時間を取り戻し、また穏やかな日常を手に入れましょう。
役人様の同僚がそうだとすると、やはり伝令も…。

[ぶつぶつと何やら呟いている。]

[不機嫌そうにむっつりと扉をくぐると、抱えた荷物をテーブルの端で広げた]

よう、ちと場所借りる……何で昨日仕上げたはずのエルナの分が……。

[ぶつくさ言いながらも、布、裁ち鋏、針、糸を取り出す……仕事の続きをするようだ]

これが若しかして、時間泥棒とかいうのの仕業か。ああ、面倒事が……。

[嘆きながらも、手だけは黙々と仕事を進めていく。普段の態度と打って変わり、生来の女性的で滑らかな動きだ]

仕立て屋君のところでも、か。
サンドイッチはとっておくから心配いらんぞ？
腹が空いては戦は出来ぬ…だったか。

[唾を飲み込んだイゾルデを見て、微笑。]

そうなんだ。いや、それっぽい？とでも言おうか。縫った服を丁寧に解いて、裁断した布を繋げるってぇ手の込んだ悪戯でなければ、だが。

[待ちつつも、村長にそう返し]

そうな、腹が減っては、な。腹減りに関しては、天使が救いをもたらしてくれそうだが。

[アナを見て不機嫌そうな顔も少し和らぎ]

腹もそうだが、そろそろヤニが恋しいぜ……。

糸を解くだけならともかく、流石に裁断した布を繋げるなんて芸当は本来出来ないのではと思うのだよ。
ヤニ、か。…すまないが、煙草は持っていない。
他に誰か喫煙者がいただろうか。

[待ち体勢中のイゾルデの口にハムチーズサンドをシュートしてにこにこ]

　はいっ
　ゼル婆さまのだよー
　でもソレはあっちでね！

[たばこを指差してから、その指先は窓際へ]

[村長ににやっと笑って]

いや、根性入れて悪戯すれば……ってレベルじゃねぇか、やっぱ。ああ、ンなこと信じたくねぇんだけどなぁ。納期が遠のくなら時間もってってくれてもいいンだが、作ったもんがなかったことになるのは、やっぱ寂しい。

[アナのシュートしてくれたサンドイッチをもぎゅもぎゅ]

あんふぁふぉ。ふぉれは、はっひな。ふぉーはい。

[村長には自分のポッケを指して気にするなと首を振り、アナには窓を指差し敬礼のポーズ。
器用にも、手だけは止めずにひたすら縫っている]

　いぞるんは器用よね
　アナのね、くまごろーのおめめも取れそうなの
　直るかな？

[抱きかかえた大きなぬいぐるみを持ち上げてテーブルの上に置きつつ、鮮やかに動く手先を見ていたが、そろそろおねむ。こっくりこっくり*]

[ぬいぬいぬいぬい……]

…よっと、みっしょんこんぷりぃぃぃいいいとっ！

[出来上がった服を掲げて、雄叫びを上げた]

ま、これで食ってるからな。サンドイッチありがとさん。ほうほう、くまごろーはお目目痛い痛いか。どれ、見せてみな。

[無駄の無い手つきで、くまごろーの目を治し]

よっし、これで大丈夫。

[くまごろーを先ほどのように掲げて、ふとお腹の時計が目に入る]

くまごろーには腹時計がついてるのか。ふむ、引き摺られても振り回されても大丈夫そうな、良い時計だな。

[暫くしげしげと見ていたが、くまごろーをテーブルに置き、アナに毛布を掛けてやった]

仕上がったようだな。おめでとう。
くまごろー…か。無事になおって、何より。

[目を細めながらくまのぬいぐるみを見た。**]

[がたんっと椅子から落ちかけて、目が覚めた]
すっかり寝ちまったな。…あー畜生、体痛ぇよ。
んー、神父が法王庁に呼び出されたんか。お疲れさん、またな。

さってと、まだこんな時間か。どうするかな。寝なおすか…
お、寝椅子があるか。丁度いい。
[時間を確認すると、大きく伸びをした。目をこすりながら集会場の隅の寝椅子に横になると、すぐに眠りに*落ちた*]

　くまごろー…むにゃ
　痛い痛い治ったー、…？

[寝ぼけながらぬいぐるみを引き寄せると、それを枕に再びすよすよ*]

おやおやアナちゃんはおねむかい？風邪ひかんようにねぇ…
［…は微笑するとアナに編み上がったショールをそっとかけた］
さてと…腹を空かせちゃ戦はできぬ…か。もうちょっとましなもんでも作ろうかねぇ。［…は集会所の厨房に姿を消した］
あんれ、随分と汚れてるじゃないかい！これは先に掃除だねぇ！

おや、神父さんは赴任なさったのですか・・・
残念ですが仕方ないですね
また何処かで会えるのを楽しみにしてます

おっとっと・・・
［アルベルヒの足元を黒猫が駆けていく］
厨房の方から来た様だが・・・
誰か居るのかな？

ふぅ。やっと掃除が終わったよ。メアや、メア。戻っておいで。
［呼び声に、どこに隠れていたのか、黒猫がするりと厨房に戻っていく］
さぁて、今日は何を作ろうかねぇ…

〔ふらふらと、一人の旅人が入ってくる〕　すまないが、なにか食べる物を……

〔そう言うなり、集会所の前でばたりと倒れた。垢で汚れたマントの奥から、金色の高価な懐中時計の鎖がきらりと光った。〕

[目をごしごしと擦りながら起き上がってキョロり]

　…んー
　いい匂い

[半分も開いてない目で、ぬいぐるみを掴んだまま匂いのする厨房の方へと歩き出し]

　あら…？
　

[傍にしゃがみこむと、くまごろーの手で　てしてし]

　旅人さん？
　こんなところで寝てちゃ　めっ、だよー？

[と、言いながら自分が包まっていた毛布をばさばさ被せる]

〔>>71　踏まれてむぎゅっと声を出したが　てしてしされて弱々しく顔をあげた。〕

ああ　すまないが、何か食べるものをくれないかな、お嬢さん。

〔ばさばさと被せられる毛布の風に、銀色の細い髪がふわりと揺れる。〕

　食べ物…？

[首を傾げかけて、あ。と立ち上がった]

　うん。もしかしたらゼル婆さまが何か作ってるかも！
　くまごろーと遊んで待っててー

[持っていたぬいぐるみを押し付けて、それから厨房の方へと顔をひょこり]

　いーにおい！
　ゼル婆さま、何作ってるのー？　お腹すいてる旅人さんが、…

[言いかけて、鍋の中を後ろから覗きこむと　ごくり]

　アナもあとで食べる…。
　ちょっと先にもらっちゃうねー

すまないね……〔押し付けられたぬいぐるみに寄りかかるようにして身体を起こし、ぬいぐるみを抱きしめて近くの壁に改めて寄りかかった。〕

ほう、時計がハマっているんだねぇ　可愛い時計だな。

〔微笑みながら膝の上にぬいぐるみを座らせた。〕

　ちっくたっく
　　　ぼーんぼん♪

[村歌を口ずさみながらルイの元へ]

　くまごろーはね、アナのお気にいりなの
　おひさまの光でぴかぴかきらきらする時計はお兄ちゃんから貰った大事な時計。２つ一緒なら絶対なくさないのよ

[ぬいぐるみも時計も褒められれば嬉しそうに、そして得意気に緩く笑む]

　はっ。

[ルイに器を渡そうとして、何かに気づいたかのように人差し指をビシッと立てた*]

　ちゃんとおてて洗ってうがいして
　椅子に座って食べること！

>>77　大事な時計なのだね。　大事にされてよかったね。

〔ぬいぐるみの頭を撫でながら、少女の言葉に頷いた。〕

〔少女が運んできた器から、美味しそうな湯気が立っている。ついお腹が鳴ったところで、びしっと指を立てられて、きょとんと目を丸くして〕

ああ、そうだったね。　お嬢さんはとても偉いね。

〔壁を支えによろりと立ち上がり、手洗い場の場所を訊ねてよたよたとした足取りで歩き出した*〕

おや、旅の方ですか。
さぞやお疲れでしょう。集会場にはお風呂もありますので、ごゆるりと。

[ルイにはそう声を掛けて見送り。
厨房から漂うシチューの匂いを嗅ぎ、頬を緩ませた。**]

しっちゅう♪しっちゅうー♪シチューが俺を待っているっ♪

[調子の外れた歌を歌いながら、ひょっこりと現れ]

食べる前の一服ってなぁ。

[窓辺に椅子を引き摺り、今日も今日とて、時計の文字盤が光るマッチケースを取り出す]

[ぴりりりりりりり]

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[りるりるりりり]

　　　　　　　　　[ぴぃちくぱぁちく　りりりりりりり]

[集会場に、騒々しい小鳥の囀りが響きます]

[………え？]

[今は夜ですって？]

[そんなの関係ないのです。だって、この小鳥達は目覚めぬ主人を起こすため、いつ何時だって囀り続けないといけないんですから]

………　　ｚｚ　ＺＺ　ｚｚ

[ほうら、肝心なあのご主人は、いつもの様にいつのまにか集会場の片隅のソファに愛用の枕を持ち込んで、すっかりくっかり夢の中]

よう、いい匂いだな。
…シチューか。いいな。私も貰うか。

[のたのたと厨房に入ってシチューを皿に盛る。少し考えて、二人分の皿を持って厨房から戻った]

おい、タバコ終わったら食うんだろ？置いとくぞ。

[机にシチューの皿を置くと窓辺のイゾルデに声をかけ、自分の分を食べはじめる]

[哀れ、哀れ、哀れな小鳥]

[陶磁で出来た色とりどりの鳥達は、例によって例の如く、その巣の真ん中に時計を抱えたまま床に投げ出されておりました]

………ん。

[ぉお？ 小鳥達の健気な努力が実ったのでしょうか。
　少し青年が身じろぎして腕を伸ばしました]

……んー…………

[ぱしん]

[伸びた腕が、一際赤くて素敵な声の小鳥の頭を小突きます]

[ぴぃ]

[小鳥は小さくないて、きっとまた集会場に平穏が戻るのでしょう。鳥達をガン無視して夢の国に浸り続けるごしゅじんを残したまま]

[ごしゅじんクルトにとって一日は、「眠れる時間か、起きる時間か」それしかないのであんまりループしていても関係ないのでした]

つーか、なんだ。
さっきっからぴーちく鳴ってんのは。

[食べながら辺りを見回し、隅のソファで寝こける青年に目を止め…]

…まーいーや。まず、先にメシだな。

[とりあえず、無視した]

んー……

[ひくり。
　陶器の目覚まし時計持つクルトの鼻が動きます。
　どうやらシチューのにおいに反応したらしい]

[それでも、それでも。
　今はまだ眠れる時間。さあ、それではおやすみなさい。
　また明日**]

ぎゃああ、何だっ？！敵襲か！？魔の納期がきやがったかっ！？！

[納期は魔物らしい。一呼吸して煙草を揉み消すと]

って、お前さんか！ぐっすり良い具合に寝やがって。

[すやすや眠るクルトに恨めしそうに声を掛け、テーブルに戻ってきたグレゴリウスにはにやっと笑って]

ああ、サンキュ。俺もご相伴させてもらおうかいね。お前さんも泥棒云々で呼ばれた口かい？

[クルトは如何するのかと目を遣るが、すやすやモードらしい。グレゴリウスに習い、シチューを食べる]

〔少女に言われた通りに手を洗い戻ってくれば、小鳥の囀りが聞こえてくる〕
　夜というのに鳴くとは珍しい鳥もいるものだ。　
〔見やれば眠る青年の傍に陶器の鳥の時計。鳴いていたのはその小鳥と分かり〕　あぁ　君がご主人を起こしていたのだね。

〔小鳥の時計を取り上げ、確かめてから青年の近くの床に改めて置いた。〕

ま、そんな所だ。
しかし本当にそんな時間泥棒なぞいるのかね？村長さんは色々心配してるみたいだがなあ…今一つピンとこないねえ。

ちょいすまん。お代わり持ってくるわ。
[あっと言う間にシチューを平らげ、空いた皿を持ってもう一度厨房からシチューを持ってくる。今度はややゆっくりと食事を続けている]

〔それから空いている席に座れば、先に座っていた人々にも目で挨拶をして〕

>>89　ほう、泥棒とは物騒な話。　盗まれたものは何なのだね？

〔先ほど少女が置いていったシチューを手にしながら身を乗り出した〕

[グレゴリウスに目を遣り]

ああ、俺も眉唾もんだと思ってたンだがなぁ……裁断したはずの布がきれーに元通り、だったからなぁ。

[昨日の残業を思い出し、顔を曇らせ]

よう、見ない顔だな？名を聞いてもいいか？

[目線で挨拶を返し]

盗られたのは、言うのも馬鹿馬鹿しいが……時間、らしい。村長が言うには、それなりの時計を持ってるとある程度時間泥棒に対抗できるらしいが？あとなんだっけ、時読みとかなんとか。

[村長から聞いた話をざっと旅人に伝える。シチューを食べる手は止めずにがつがつと]

　ちっくたっく　しちゅー♪

[自分の分のシチューをゼルマによそってもらうと、皆が食事をしているところにまで持ってきて、ちょこんと座る]

　すぷーん装備完了！
　いただきまぁす♪

[ちょうど煩いほどの小鳥のさえずりは聞こえてなかったようだ]

よう、アナ。装備完璧だな！
宜しい、ならば蹂躙だ！

[シチューを食べ始めたアナににやっと笑いかけ、シチュー攻略を続ける]

>>93
はぁ？！
布が元通りって、そりゃ何の冗談だ？切ったもんが戻るわきゃねぇだろーよ。
…同じ布用意してすりかえられたんじゃあないのか？どっちかっつーと時間が戻ったよりゃその方があり得そうだぜ。
イタズラにしちゃ手が込んでるがな。お前さん、見に覚えはあるかい？

[空になった皿に、匙をカランと投げてイゾルデの方を見る]

>>93　ほう、時間が盗まれる？　それは奇妙な話だな。

信じられぬが、、　ふむ。。　〔シチューを飲みながら少女に微笑みかけ考える仕草*〕

>>93　〔名をきかれれば　ルイ　と短く名乗る。〕

裁断した布が元に戻る？？　不思議な話だ。〔さらに考えこむようにアゴに手をやり、シチューは上の空*〕

>>96グレゴリウス
いや、実際元通りだったンだ。俺ぁ絶望したね……布は信頼できる職人の一点ものだ。あの染め方は他に見たことがない。

[カランと投げ出された匙を見て、肩をすくめ]

>>97ルイ
そうな。まぁ普通ンなもんが盗まれるてぇのは考えねぇ。だが、そうと言えるようなことが起こってるからな。俺だけじゃないらしいし？

[そう言ってマッチケースを取り出し、時計を見つめ嘆息。名前を聞き、自分もイゾルデと名乗り、考え込んだルイを見て、窓の外を眺めた]

　よろしい。
　ならば蹂躙だー！

[すぷーんがじゃがいもにヒット！　もぐもぐ、ずずー]

　時間盗まれちゃうのよ、人から！
　ちょっと前からぱぱの時計の日付がね、全然動かないの。ぱぱも、毎日同じ動きとお話ばかり。ままもね。

[ごはんも毎日一緒なのよ、と溜息。]

　最初はびっくりしたけど
　村長さんがね、時間の動いてるアナたちじゃないと
　泥棒さんは捕まえられないんだって言ってたの
　旅人さんも手伝ってくれるー？

俺の作った鎖で、みんながっちり時計をホールドだぜぃ！

　旅人さんはルイルイねー
　イグおじさん、こんばんわ！

[アナの話にふんふんと頷きながら、旅人に目を遣り]

そういうこった。他にも話を聞いてみたら、それっぽい話が出てくるンじゃねぇかな。

[そう言ってシチューを頬張り、集会所に現れた影に思わず噴き出した]

き、今日も威勢がいいな、イグナーツ。こんばんわ。お前さんの作る鎖は確かに良いやつだが……相手は泥棒だぜ？いかな頑強なお前さんの鎖でも、侮れねぇかもな？

[嘯きにやっと笑って、新たな客を迎え入れた]

>>99
一点ものか…そりゃあ…

[イゾルデの返答に頭を掻いた]

まいったね。面倒な事になりそうだな。まともに考えればやはり信じられねぇってなるんだがな。
やれやれ。誰かなんとかしてくれる…って訳にゃあいかんもんかねぇ。

[名乗った旅人にはこちらも名を告げる。アナの>>100を聞いて、まいったまいったと呟きながら食べ終えた皿を厨房へ]

>>101
おー、イグナーツ、メシ食ったか？
シチューあるけど食うかい？

[集会場にやってきたイグナーツに厨房から顔だけ出して声をかけた]

>>104グレゴリウス
確かに信じられねぇ……いや、信じたくねぇがなぁ。流石にあんなことがあった後、じゃあね。
面倒ごとは、俺も御免被りたいんだが。
『クロノス』ってのも、泥棒を見分ける役には立たねぇみたいだし。
つうか、お前さん食うの早いな。

[村長から聞き出した話を断片的に話しつつ。がつがつ食ってる割に、まだ一杯目な自分の皿を見て、厨房へ去るグレゴリウスを見送る]

[一杯目を食い終わって、腹いっぱい]

ゴチソウ様。うーん、旨かった。

[伸びをして皿を片し、戻ってきておもむろに椅子を窓辺に]

……ふぅ。

[マッチケース(時計付き)を取り出し、煙草に火を点け、食後の日課(すぱーふぅ)**]

>>イゾルデact
うるせーや、ほっとけ。

[遠い目の仕立て屋に舌を突き出した]

ああ、ここ風呂もあるとか言ってたな？
ちょいと浴びてくるか…っと。
イゾルデ。あんたも風呂入るかい？私の後も嫌だろうから、入るんなら先どーぞ。

[言いながら、風呂の用意に*向かった*]

ふむ、鎖…か。
時間泥棒がどのように時を盗むかは未だに謎なのだよ。
集会場の奥にしまわれた時計は、封印が施してあるので早々盗まれはしないのだが。
何分、先代の封印であるからな。私の封印であの強度が保てるかどうかは少し自信がない。

[言いながら、シチューを口に運んだ。**]

ゼルマばあさん、シチューおいしかったよ。
おふくろの味…というものだろうか。ふふふ。

〔考えていたのは先日立ち寄った別の街できいた時間が盗まれるというおとぎ話の事だった。
その時はまるで幻想物語だと思っていたのだが、あたかもそれが本当に起きているかのように話す人々を目の前に、あの話は本当だったのだろうかと思い返していた。〕

〔>>99　名前をきいて　良い名前だと返し〕
にわかに信じがたいがまるで嘘を言っている訳でもなさそうだね。

〔>>100　父親の時計の日付が動かず、両親の話も行動も同じという少女の話に耳を傾け〕
……ああ、なるほど、盗まれるとはそういうことなのだね。私に何か出来る事があるならば、一宿一飯の恩を返さねばなるまい。喜んで協力させてもらおう。

〔微笑み、シチューに再び手を付ける〕

〔>>101　突然入って来た男に　邪魔している　と小さく挨拶をして〕

>>103　ああそうだね、私はもう少しこの町で何が起きているのかを知る必要があるのかもしれない。。〔頷いて、>>104　名乗る紋章官によろしくと告げる。〕

>>106　ほぅ、マッチ箱の時計とは、美しいものだね。
〔ちらりと見ただけではあったが、目を細めて褒めたたえ〕

ごちそうさま
〔シチューを食べ終えて厨房へ皿を返しながらありがとうと告げて〕

さて、宿を探してくるよ〔集会所から外へ*〕

宿…か。
多分、宿代の払い損になりかねない気もするが…。

[幾分か渋い顔をしつつもルイを見送る。]

何かしらトラブルがあれば、また戻ってくるといい。

［厨房からみゃぁ、という小さな声と共に黒猫が出てくる、その後ろから…はゆっくり姿を見せた］
皆ちゃんと食べたかい？お代わりは、まだあるからね。
［言いながら、机に焼きたてのアップルパイを置いた］
各自切って食べるんだよ。
［ナイフと皿、フォークを置くと再び厨房に消えていく。黒猫は日当たりのよい窓辺に陣取り体を丸めた］

アップルパイいただくよ、ゼルマばあさん。
…甘いものには目がないんだ。

[一切れ分切り分け、味わって食べている。**]

シチューのお代わりがいただけるなら、それも。

〔夕方　ゆらりと戻って来るなり溜息をつき〕

　なぜか相手にしてもらえなかった　というよりは私の存在に気づいてもらえなかったよ。　どういうことだろうね

〔ふぅ　と溜息をつき、椅子に腰掛けた〕

どうもみなさん・・・
また羊が逃げ出してしまって顔が出せませんでした
どうやら羊小屋の番を任せてる男性がミスをした様なのですが・・・

彼は今までミスをしたことも無い人でして、さらに同じミスを繰り返してる様なんです・・・
そして私が羊達を集めてくるとこう言うのです
「こんなミスをしたのは初めてだ、もう二度としないよ」
彼は時間を盗まれてしまったのでしょうか・・・

あ、アップルパイ頂きます。
丁度甘い物が欲しかった所なので少し大きめに・・・
[少し大きめに切ったパイを持って出入り口に一番近い椅子に座った]

アップルパイか、懐かしいな。

〔手を伸ばし、一切れいただく。〕

　さて、宿がダメとなると、今夜はどこに泊まったものか
〔誰にいうともなしに呟いた。〕

家に来ますか旅人さん？
羊飼いをやっているので、快適とは言えませんが広さは有りますよ？

[アップルパイを齧りつつ旅人に話しかけた]

やはりそうか。
随分時間泥棒の活動範囲が広くなってきているらしい。
宿がご入用なら、集会場を使うといい。
此処だけは今のところ、時間泥棒の影響を受けていないからね。
ベッドもある。寝心地は宿のベッドほど良くないかもしれないがね。

[と、ベッドのある部屋を指差し]

ああ、それは…紛れもなく時間泥棒の仕業だろうね。
それほど優秀な人物が短期間に全く同じミスをし、なおかつその事実を隠蔽した。
…そう考える方が不自然なのではないかな？
羊飼い君自身も、同じ考えではないだろうか。

…む。わかった。
取りにいく。

[微かに教師に叱られた学生のような面持ちを浮かべながら、厨房へ。]

思えば、私が時間泥棒の影響に気付いたのはあの書類の山が原因だったな。

[ちらと、集会場に持ち込んだ書類を見て。]

死亡届を出されていた筈の人物が生きている。
婚姻した筈の二人から再び同じ婚姻届が届けられる。
あれはなかなかに奇妙なものだった。

あぁそうでした、此処にはベットも有ったのですね
村長さんが言うように、此処で寝泊りさせて貰ったらどうです？
羊と寝るのも良いですが、こっちで寝たほうが快適だと思いますよ

[顎に手を当てて考え込む]
えぇ、誠実な彼がそんな嘘を言うとは思えませんし、恐らく時間泥棒は存在するのかと・・・
もっと警戒するべきでした・・・

死んだ筈の人間が生きている。
そう聞けば、めでたいことだと思うかもしれないが。
…裏を返せば、何度も死ぬことになるということ。
本人も気付かぬまま。
それはとても悲しいことではないだろうか。

[書類にシチューがかからぬよう、離れた席に着く。]

役所の書類は最終的には私のところへ届く。
だからこそ、役所でも異変がある事に気付いたわけだよ。

羊！
…枕代わりに一匹貸すというのは…だめだなそうだな。
一度枕にしてみたいものだが。羊。

[じっとアルベリヒを見た。とても見た。]

〔>>118　>>119　泊まる場所の申し出にありがとうと頷いて。〕

私はどちらでも構わない。　どうせこの身一つで旅しているので、荷物になるものもないしな。

〔そういいながら　アップルパイをもう一切れ手に取って。〕

　>>121　あぁ　あなたがそういうのなら、この場所で寝泊まりさせてもらうとしよう。　

〔お気持ちをありがとう　と付け足し、指された部屋を見に行った。〕

羊達が眠っている時なら出来そうですが、起きている時に枕にしたら蹴られそうですね

[表情は見えないが、口元には柔和な笑みが浮んでいる]

そうか。
いや抱き枕なら…余計にだめか。

[シチューを口に運びながら、ぶつぶつ。]

〔部屋を見に行って戻ってきて、>>120　ぼやく声が聞こえてくる〕

死んだ人間が……　　〔一瞬驚いたように呟いて目を見張ったが〕

いや、何でもないよ。　すまないが私にもおかわりを。

〔うとうと眠る羊飼いの傍を通り、厨房へシチューを取りに行った*〕

こんにちは・・・昨日は一日動揺して、役場を休み一日あちこち見歩いてまいりました・・・
かなりの人間がその、ループする時間、というものにかかってしまっているのでしょうか、今日も同じように役場を休んでも、誰も何も言いませんでしたゆえ。

[袖の時計を見る。すでに昨日から予定外の動きをしているため別に次の行動までの時間を見ているのではなく。それはほぼ癖のようだった]

[>>122を聞いて]

ああ、やはり村長様が気づいていましたか・・・
私は人とは関わらない書類整理として働いていますから、そのような部分には気づかなかったのですが。

[ぽつりと]

・・・何度も死ぬことを繰り返す。それは非常に辛い事ですね

。０（ここは、何処だ？　全く見覚えのない場所なのだが、視界が狭ければ身体も思うように動かないか、そうだ“計測器”は何を示している？）

な、んだと！？

ありえない、まさか全く違う空間にでも飛ばされたというのか？　となると私は私ではない者に成っている可能性も有り得るのか。と、とにかく情報を集めねば……。

ん？どなたかやってこられたようですが・・・。
すごく動揺していられますね、大丈夫でしょうか？

ああ、こんばんわ。

ところで此処は何処だろうか？　いや、私はキミの知り合いだろうか？　どうにも記憶が曖昧で混乱しているのだ。手数で済まないが私のことを何か知っているなら教えて貰いたい。

。０（記憶を失ったフリで乗り切ることにしよう）

いいえ、私は貴方を知りませんね・・・

[と、顎に手をやって、しばらく考えるように宙を見上げてから]

いや何処かで見たような・・・ああ、いつかの書類でお見かけました。マルガレーテ様でしょうか？
なんの書類かは忘れてしまったのですが。

。０（この世界の私は私ではない可能性が高い、となれば別の誰かに成ってしまっている可能性が高く、それで在れば視界の違和感にも説明が付く。だが、今まで時間跳躍で私自身が変化したことは無かったのだが、何かのイレギュラーか？）

そういえば、大きな時計塔が見えるな、あれはなんだろう？

なるほど、ありがとう。

私は【マルガリーテ】というのだな、助かる。名前さえ分からない状況だったのだ、書類と言うことは住民台帳とかそういった類のものでは無いのだろうか？

。０（マルガリーテということは、女に成ってると言うことか、イレギュラーにもほどがあるな状況に思考が追いつかないがそうもいってられないか）

[マルガレーテに指された時計塔を見上げつつ]

この村のシンボルです、不思議なことにいつ建設されたのかと言う記録は残っていないんですけどね。村の考古学者の中には最初に時計塔があってその周りに人が住み始めたという説をいう人も居るほどです。

他にもあの時計塔は昔からあるものですから、時計妖精が住んでいるとか、この村の時の流れをすべて司っているとか・・・

[言ってから、ふと気づいたように]

時計のことはこの村の人間は小学生の時に一度は調べるらしいのですが、まあ幼い時のことですからわすれてしまったんでしょうかね。

さて、状況が分からねばどうにもなるまい。とりあえず村を散策してくることにしようと思う。

事態の把握は重要不可欠だと思うのでな。

さしあたって順繰りに廻ってくるとするか……。

[今日も今日とて、集会所に足を運んで]

よう……おお、マルガじゃねぇか。お前さんも呼ばれてるとはね。
ギュンターもこんばんわ。今は女を口説く時間かい？

[マルガリーテには親しげに手を挙げ挨拶し、ギュンターにはにやっと笑かけ軽口を叩いた]

>>135
え？　いや【マルガレーテ】様ですよ
おそらく住民台帳でしょうかね？役場に行って届出を見ればわかるのですが。
名前さえもお忘れとは・・・記憶喪失でしょうか？
医師が居ればいいのですが。この集会所には今のところ医療技術を持っていそうな人は・・・

[来た人たちを思い出し]

・・・見当たりませんね。

[イゾルデの笑みにむっとした表情で]

私は別に口説いたりなどそんな軟派なことは・・・。
困っている人を見たから助けた、それだけですよ。
貴方こそもう少し落ち着くべきかと思いますね、女性職員からはよく名前を聞きますゆえ。

・・・まあ彼女は確かに可愛かったのですが。

[聞こえないようにこっそりと呟いた]

[むっとした表情を見て、更に楽しそうにくつくつ笑うと]

ジョークってやつさぁ、お堅いこと言いなさンなって。
お前さんこそ、そのジョークはあんま上等たぁ言えねぇな。落ち着くも何も、あちらさんが勝手に盛り上がってるだけさ。別に同性同士が悪いとは言わねぇが、あんま良いこと無いだろうし。第一俺にその気がねぇ。

[そう言って頭をぽりぽり掻いた]

ま、マルガが可愛いのは同意だね。つか、記憶喪失がどうのって聞こえたが、俺の聞き違いか？……マルガの様子が少し違って見えンのも。

[にやっと笑いかけようとしたが、そのまま違和感に思ったことをギュンターにぶつけた。少し声を潜めている]

[つられて声をひそめて]

ええ、彼女は自分の名前も思い出せなかったようでして・・・
一体何があったのかは分かりませんが、それもまたこの村の時間がループしていることと関係があるのでしょうか・・・

[ふっと言葉を区切り、窓の外の時計塔を見上げた]

ああン？マルガが名前も？

[お得意様とまではいかないが、それなりに注文を受けていたりした仲だ。軽くショックを受けた様子で]

何だろうな……どっかぶつけたとか、そんなンじゃなかったら……このタイミングだもンなぁ。
泥棒、か？

[時計塔を見るギュンターに、問いかけるように目を遣った]

いいえ、私はわかりません。
しかし可能性は０ではないでしょうね・・・
どこかぶつけただけ、とかそういう事ではなくすぐに記憶が戻れば嬉しいのですが

そうだな、何にせよ、記憶が戻ってくれるに越したこたぁねぇ。

[がしがしと頭を掻くと、椅子を引き摺り窓辺で煙草を取り出す]

うーん、腹減った。そう言えば、何か食うもんねぇかな。腹減って、ろくに頭回らん。

ふむ…。マルガレーテ君が記憶喪失…？
時間泥棒は人の記憶まで奪えるのだろうか。
いや、しかし時間泥棒の被害に遭っていたのならそもそも集会場には入れない筈だ。

[最後の一匙を口に運んだ後、渋い顔で。]

時間泥棒とは別の要因で記憶が混乱している、のではないだろうか。

アップルパイはまだ残っていた気がする。
それを食べたらどうだろうか、仕立て屋君。
甘いものが苦手でなければ、だが。美味かったぞ、アップルパイ。

[シチューのお代わりで満腹になったらしく、腹を擦っている。]

>>146
別の要因ですか・・・私には要因は分かりませんが・・・彼女のために何かしてあげることがあればいいのですが。

ああ、アップルパイあるんですか、私も頂きたいと思います

[アップルパイ、という単語で空腹を思い出し、台所へ行った]

仮にも泥棒なら、金になりそうなもんを盗っていきそうか。いや、時間を盗むつうのも、泥棒としてどうかとは思うが。……ふむ、別の要因ねぇ。マルガはどうしちまったンだろうか……。

[思案顔で視線を落とし]

アップルパイか、そりゃ良いことを聞いた。俺は偏食はしねぇ。ただし、胡瓜、お前は駄目だ。

[嘯いてにやっと笑ってみた。不敵な笑いとしては落第点だった。
煙草を揉み消し、アップルパイを求め厨房へと消えた]

時間泥棒が時間を盗む理由は、時間泥棒と長く関わっているクロノス構成員にもわからないそうだ。
時間が金にならない…？そうだろうか。

[イゾルデの言葉に苦笑して]

時間があれば、金を稼ぐ事が出来るではないか。
直接金にならぬだけのこと。
時間は金よりも上位の概念だと思っているよ、私は。
金で時間は買えずとも、時間は金に換えることが出来るのだから。

マルガレーテ君と親しい者がいれば、その人物との接触で記憶を…ということも出来るのだろうか。
いや、医師君に診て貰った方が早いか…？
彼が無事だと色々助かるのだがな。急病人が出たときだとか。

[胡瓜はだめだと言うイゾルデの言葉に笑いを隠しきれない。]

…だから胡瓜の入ったサンドイッチは嫌がっていたのか。
なるほど。くくっ。

[...はなぜかうちひしがれた様子で宿に帰ってきた]
なんて事だよ…

そこの定食屋、日替わりが昨日と同じだったんだ…
本来今日はシュニッツェルの筈なのに…週の初めに日替わりのメニュー出すだろ、あそこ。すっげぇ楽しみにしてたのに…

その上よりによって昨日はレバーだったんだぜ。このままじゃレバーが続くんだぞ、信じらんねぇ…

[アップルパイの皿を持って戻ってきた]

ふむ、盗った時間を泥棒は使うことが出来るのか？例えば俺から工房に籠もっていた間の時間を盗ったら、工房に籠もっていた成果を持ち帰るのかと……いや、でもそこには俺が居るからこそその時間であって……ぷしゅー。

[頭から煙を出しつつへんにょりした。アップルパイを齧って]

くうぅ、笑うなっ。あれは食いモンじゃねぇ。食いモンではないナニカだ。

[至って真面目な顔でのたまった。元気のないグレゴリウスには]

よう、レバーいいじゃねぇかレバー。身体に良いって聞くし。何より、日替わりなんて店側が決めたもん食うより、今自分が食いたいもん食った方がいいに決まってらぁ。

[日替わり定食の風情ぶち壊しな感想を述べて挨拶に代えた]

…レバー、苦手なのだろうか？
いやそうでなくても毎日同じ物は食べたくないな、わかるぞ。
シュニッツェルは私も好物でな。そうか、食べられなかったのか。
つまり定食屋も時間泥棒の被害に遭っている、と。

[懐から地図を取り出し、万年筆で赤いバツ印を付ける。]

範囲が急速に広がっているな。

盗んだ時間を使えるからこそ、時間泥棒は時間を盗んでいるのだろう。
推測に過ぎないが、そうでなければ時間が盗まれる理由はさっぱりわからないのでな。
…塩を付けて食べれば美味いじゃないか、胡瓜。

[イゾルデの答弁を聞き、微かに笑っている。]

[行儀悪く、アップルパイを頬張りながら地図を覗き込み]

ほぉん、村長マメだな。へー、こうしてみると、結構村ン中ぽつぽつ印付いてンのな。

[自分の通っている工房にバツが付いているのを見て、ため息]

>>153
体によくてもな、私にはよくないんだ。つーかなー、私のシュニッツェル…
[わざとらしいくらいの悲痛な顔が、イゾルデの持ったパイを見てころりと明るくなる]
なんかいいもん食ってるじゃないか。そのパイまだあるよな？

>>154
そうだなぁ、あちこち歩いてみたがどこも変わってねえっちゃ変わってねえんだよなあ。みんな普通に仕事しててさ。
定食屋だってメニュー見なきゃおかしいと思わないだろうさ。

…だから余計に怖いな。

[ため息をついて軽く頭を振った]

まぁな、確かに意味もなく時間盗ってもしゃーねぇわな。しかし時間って、こう、定食屋のお冷みてぇに注ぎ足せるもんなんかねぇ。

[疑問符を頭に浮かべていたが、最後の言葉には猛然と抗議]

胡瓜に塩つけるなんざ、塩の無駄遣いってもんだぜ！

[ころっと表情を変えるゴレゴリウスに笑み]

腹が膨れれば何でもいいけどな……胡瓜除く。ま、そこは嗜好の違いか。
何にせよ、残念だったな。
しっかし、不気味っちゃぁ不気味だよな。ここでは、あんまり可笑しなことが起きないみたいだが。ずっと籠もってるわけにもいかんしなぁ。

村の様子は逐一確認しているのだよ。これも村長の務めというもの。
そう。時間を取られた側は全く気付かない。
いつも通りだと思っている。
…それが一番恐ろしいのだよ、紋章官君。

[イゾルデの猛抗議を聞き、声を立てて笑った。]

わかったわかった。胡瓜が苦手な理由は知らぬが、無理に食べろとは言わぬよ。

>>159
まあ、私たちがなんとかする…しかないのかねえ。
影響がないのが私たちしかいないなら、な。
[開けないままの時計の箱を指先で撫でた]
そうすりゃあ私もシュニッツェルにありつけるしね。

とりあえず、心清らかなわたくしはアップルパイをもらってくるとするか。
[と言いつつ、パイを取りに]

ふん、村長ってのも大変だな。
つうか、胡瓜が嫌いなことに理由は要らないんだが！

[胡瓜の悪口に対しての方が力が籠もっているのは置いといて]

何とかつってもなぁ……はぁ。こちとら非力な仕立て屋さんだぜ？荒事は乙女に任せてくれるな？

[自分の腕を抱いて、ワザとらしく震えて見せた。……が、似合わないのは自分が一番良く判っていた]

まぁ、出来る限りはやるけどよ。具体的には、村長を応援したり、とか？

[パイを取りに行くグレゴリウスを見送り、自分は窓際に戻りマッチケースを取り出した。
時計は普段と変わらず時を刻んでいる**]

時間が経てばパイが冷める。
こんな当たり前のことが、集会場の外では当たり前ではなくなり始めている。
そうだな…。無事に時間泥棒を追い出したら、シュニッツェルをおごるというのもいいかもしれんな。

[にやり、と。パイを取りにいくグレゴリウスに笑みを向けた。]

[ぴっぴりぴるぴる]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　[ぷぷっぴどぅ]

……ん。

あー……ぅ、ぁと５ふん……

[はじめは小さく、少しずつ大きく。
　小鳥が鳴きはじめました。クルトは小さな呻き声を上げて、片手をルイがきちんと置き直してくれた小鳥へと差し出し空中をまさぐっています]

ふぁーあ

[やがて。諦めたのか大きく伸びをして、ゆっくりクルトは目を開けました。瞼をぱちぱち。首筋ぽりぽり。欠伸をしながら回りを見回し、首を傾げます]

……ひゃれ？
イゾルデにそんちょ、グレゴリウスの旦那じゃん。

皆、おれの昼寝スポットに集まって何やってんの？

[公共の場所に陣取り、我が物顔です]

…クルト君は相変わらず気持ち良さそうに寝ているな。
アップルパイやシチューなら厨房にあるぞ？
昼寝の邪魔をしたのなら済まないが、村で大変な事態が発生していてな…。

[暫し、クルトをじっと見る。]

最近、身の回りで変なことが起こっていないか？

…はぁ、やれやれだ。

[木こりは、普段、森の中で暮らしている。
食料等は雑貨屋に定期的に配達してもらっている。
ところが、その配達が遅れたので、
しびれを切らして、久々に村へとやってきた。

ところが、雑貨屋の主人には、
「次の配達は明日じゃないか？」と言われたのであった。]

何の冗談だか…。

[頭を掻きながら、集会場へと入ってきた木こりの左腕には、
自動巻の腕時計がはまっている。]

>>163
パイは焼きたても美味いが冷めても美味いもんさ。
コーヒーはそうも言えないがな。
[パイの皿とコーヒーの入っているらしいポットに、マグカップを数個引っかけて厨房から戻ってきた。卓上に全てを置いて、カップの一つにコーヒーを注いだ]
さ、村長さんもどうだい？
…クルトはずいぶんといいタイミングだな。お前さんもコーヒーどうだ？
[起きたクルトに笑ってポットを相手の方に押しやる。言いつつ自分は行儀悪く手づかみでパイを食べだした]

応援もありがたいが、時間泥棒を探す為の会議にもしっかり参加して欲しい。
なに、力仕事ではないから仕立て屋君のようなか弱い乙女でも十分に務まるさ。

[さて、乙女とは喫煙する年齢になっても使える呼称だったかと考えつつ、言った。]

やあ、木こり君。
待っていたよ、と言っていいのかどうか。
…冗談ごとではないのだよ。

時間泥棒、ご存知かね？

ああ、なんだか皆さん、お揃いで？

[なんとなく訪れた集会場に
意外に人が集まっていることに面食らいつつ、
それぞれと久しぶりの挨拶をかわしただろう。]

ちなみに、その配達が途絶えてから何日経った？

[地図を取り出し、雑貨屋にも赤いバツ印を付ける。]

村長>>170
時間泥棒…？
さぁ…、いや、俺が村に来たのも、
雑貨屋の親父が寝ぼけたことを言ってるからで…。
[と、>>167の顛末をぼやきながら説明した。]

そいつが悪さしてるせい、なのか？

[>>166　ヴィルヘルム]

おうよー。睡眠はいいよ。皆もずっと寝てればいいのに。皆が皆ずっと寝てれば、世の中平和だし、働く必要ないし、いいことずくめだよね。

[人生なめくさったことをクルトが言っていると、彼のお腹がぐぅと音を立てました]

おぉ？
シチューとパイ、まーじでー。
そんちょ、教えてくれてさーんくす

……でも、動くのが面倒くせぇ……
誰かおれの代わりに食べてくれればいいのに。

[クルトがソファの上でとろけていると、村長と目が合いました]

変なこと？ んー……。
あー。ここんとこ、毎日毎日、同じ夢を見るんだよ。
教会で寝てるおれに、ウェディングドレス姿のかわい子ちゃんがそっとキスするのさ。でも、かわい子ちゃんの顔を良く見ようとベールを取る瞬間に小鳥が邪魔するんだ。

これだけ続けば、正夢ってことじゃん？

もうちょーっと時間が進めば、かわい子ちゃんの顔が見えるんだけどなー。寝ても寝ても、そっから先にどーしてもいけないんだ。やんなっちゃうよな。そーいう焦らしプレイ。

[ふふん、鼻を鳴らしてクルトは得意気です]

[ひーふーみー、指折り数えつつ、]

かれこれ…３日だな。気が短いって？
だが、今までそんなことはなかったんだ。

[そうして、村長が取り出した地図を怪訝そうに見つめたか。]

…それは同じ夢を見ているだけ、っと。
時間泥棒の影響ではなさそうだ。

[微笑ましい夢の内容を聞きながら笑っていたが。
ドミニクの話には笑みを消し、神妙に頷いた。]

３日、か。いや…気が短いとは思わんよ。
今までそんなことがなかったのなら、当然のことだ。

[地図をドミニクの目の前で広げてみせる。]

この地図は、時間泥棒の被害にあった場所を記した地図だよ。
…赤いバツ印のあるばしょが、それだ。

[サイドテーブルに、シチューとアップルパイを置く。]

クルト君、食べるのは自分で。
…自分で食べられるということは幸せなのだぞ？

>>175
クルト、お前さんはこれ飲んでさっさと起きるか、永遠に眠るかどっちかにしとけ。

[真面目な顔で、コーヒーの入ったカップでクルトの額をこんとつついた。…熱いコーヒーのせいで、カップも持ち手以外はかなり熱い]

[村長>>177の広げた地図を覗き込みながら、]

時間泥棒か、たちが悪いな…。

[顎に手をやり、うーん、と考え込むが、
クルトが至れり尽くせりされる様子に笑みを漏らした。]

[>>168>>178>>179　村長　グレゴリウス]

[ポットがグレゴリウスの手によって、シチューとアップルパイが村長の手によって、クルトの近くに置かれました。希代の寝太郎はごろんとソファから転がり落ちて、床にあぐらをかきながら目を輝かせます]

おお？　飲む飲む。食べる食べる
だんな、そんちょ、さーんくす。マジいい人。むっちゃ良い人。あいしてるー。

……うぉあち！！

[手の届く範囲にほしいものが来たことが嬉しいクルト。眠気の残る声音で答えるとのそのそとそれらに手を伸ばし……その額にこつんと熱いカップがぶつかりました]

[かくんと反射的に首が後ろにのけぞって、大きな悲鳴が上がります。涙目になってますが、自業自得とはこのことでしょう。]

[>>171　ドミニク]

[そんな時、集会場の扉ががちゃりと開いて、ドミニクがやってきました。ふりかえるのもものぐさなクルトは背を向けたまま「よーっす」と声をかけました]

……ひふぁんどろぼー？

[不穏な単語を耳にして、額をこすりながらコーヒーをすすっていたくるとは首を傾げました]

そう、時間泥棒。

[クルトの言葉を復唱する形で口にする。]

その名の通り、時間を奪っていく泥棒だ。
抗う術を持つ者は…。

[ポケットに仕舞いこまれていた、大振りな銀の懐中時計を取り出す。]

特別な時計を持ち、集会場に来る事の出来る者だけ、だ。
クルト君もそれに含まれる。

……うん。うめぇ。
あー、なんか、しあわせ。うん。
確かに、自分の舌で食べるってのはいいよなぁ。

これで、口と手を動かさないでも味合えたらもっと最高なんだけど。

[ヒトとしてダメなことを名残惜しげに言いながらも、のんびり手と口動かしてシチューとパイを食べてます。そういえば、随分久しぶりの食事だった気がしました。だって、ぶつぶつ言いながらも食事を投げつけてくれる母親は、今日（ここ数日）は隣村に買い物に行っているんですから]

[まあ、その分、働け働けと言われないのでクルトにとっては結構幸せだったりするのですが]

へぇ。そりゃ大変だ。悪い奴らもいるもんだね。
分かった。おれは全力で寝ながら抗うよ。

[まだその大変さをよく分かっていないクルトはまるで他人事です。しばらく周囲の話を聞きながらふんふん頷くだけで食事に集中することにしました**]

口を動かさずに味わえる食べ物はとても少ないと思うが…いや、いい。
協力、感謝する。
食事は暫くの間、ゼルマばあさんがやってくれる筈だ。

[銀の懐中時計を仕舞い込み、暫しクルトの食事を見守ることにした。**]

[しばらくカチコチと時を刻む自分の時計を眺めていたが、
村長の言葉>>184を耳にして、顔をあげると、]

えーと、俺は雑貨屋での調達済ませたから、
もう森へ帰るつもりなんだが…。

[協力とか暫くの間とかはクルト限定だろうか。

それにしても、何故ここへ顔を出そうと思ったのか
自分でもよくわからなかった*]

>>185
いやな。まあそんな訳なんで、暫らくはこの集会場に居てもらう様になるんじゃないかな。とりあえず泊れる部屋くらいはあるらしいぜ。

それに、じき時間泥棒を追っかけて『クロノス』のギルド員が来てくれるらしい。…なんとかなるんじゃないかねぇ。

[自分の時計を見ているドミニクに、あまり根拠もなさそうに軽い口調で言った]

さてと。
んじゃ私は先に休ませてもらうぜ。
[一同に挨拶すると、あくび交じりに部屋を*出て行った*]

待ちたまえよ木こり君。
キミにも協力して欲しい。報酬は出そうじゃないか。
村の財政を考えながらという事になるが…。

ああ、皆お休み。私も少し寝て疲れを取ることにするよ。

[ふらりと、ベッドのある個室へと足を運んだ。**]

［…は厨房からゆったりとした足取りで現れると足元にミルクの入った小皿を置いた。気づいた黒猫が近づき、ミルクを舐める］
段々集まってきたようだね。シチューも順調に減ってるよ。［食べてくれる人がいるのは嬉しいのか、笑いながら言うと机に焼きたての胡桃パンを置くとだらけきっているクルトを振り向いた］
クルト！食べたかったら自分で取りにおいで！次からは食べさせてやらないよ！
［まるで母親のような口調で叱りつけた］

シュニッツェルじゃなくて悪いね、今日は【カボチャとニシンの包み焼き】だよ。皆食べる時間がバラバラだからねぇ…冷めても食べられるもの考えるのも楽じゃぁないよ。
あと、【野菜たっぷりトマトスープ】も厨房に作ってあるからね、欲しかったら自分でとっておいで。

（時が繰り返すという特異点だから想定外のコトになったのだろうか、であるならば時間泥棒とやらをどうにかしないとならないわけだ。“計測器”は既に“時計”としてしか機能しなくなっているのだしな）

散策して概ねの状況は把握してきたのだが、私の記憶喪失も時間泥棒の仕業と言うことだろう。一刻も早くどうにかしないとならぬわけか、同じ日がずっと続くのは正常に観測出来る者にとっては負荷でしかあるまい。