[突然聞こえた声に驚いて振り返れば騎士が立っており]

…と、こんばんわー。

人数は…そうですねぇ。
あと５人ほど。うっかりさんで来るのを忘れているのか、村長さん自体がボケ…勘違いして手紙を出す人数を間違えたのか…。
僕もチラシを配りはしましたが、あまり教会から出たりしないので誰が呼ばれているのかは分からないのですし、ツテもないのですよね。

[ドロテアに視線を投げ]

鳩、可愛いですよね。すごいですよ。
飛ぶんですよ、この子。時計なのに。
ジェットでも付いてるのでしょうか……。

[じーーっと眺め]

すみません……私も村長からは詳しいお話を伺ってないのです。
お話し合いまでに招集を取り消された方もいらっしゃるのでしょうか。

まさか、ループしているのだから明日でもよいとお考えになっているということは……ないですよね、きっと。ええ。

素敵な鳩さんですね。
[神父の言葉に応えて。]

時計ですのに、時計の役割以外のこともできるなんて……

……じぇっと？ です？

[少なくとも、この場では聞くことのないであろう言葉に、首をかしげた。]

いやいや、外では時間が止まっているそうじゃから、「明日で良い」と思っているとその「明日」が来ぬのかも知れんな。
と言って、誰が呼ばれたのか預かり知らぬ身では、呼びに行くわけにもいかぬしな、

[ドロテアの食事にいまさらながら手をつけている]

ジェット…あれです。
えぇと…。

[どう説明しようか一瞬悩んで首をかしげ、ぽむと手を叩き]

井戸なんかの水を汲むときのポンプあるじゃないですか。
あれは水を使って管内の圧力でくみ上げるのですけど。
それの応用で空気を圧縮して下に向かって吐き出すことで飛べるのかなぁと。

[本で読んだ一番分かりやすい説明をしてみた]

そうか、ジェットは教会の機密文書内に記載されているものでした。通常の方は知らなくて当然でしたね…。
僕、うっかり。

[鳩とくるくる遊びながら独り言]

チラシを配っても、その日のうちに見なければ消えてしまう、のですね……

[厨房の灯りを消して]

それでは火を落としてしまいますが、御食事を温めなおすなど、どうぞ厨房は御自由にお使いください。
火の用心には、お気をつけくださいませね。

[軽くドアを叩く音が響き、暫くしてゆっくりと扉を空けて入ってきた。杖には鈴はもうついていない]

相変わらず遅くで申し訳ない。
まだご飯は頂けるだろうか？

……っと、直接会うのは初めてだろうか。
[少女と、奉公人、騎士の姿を確認すると一礼をして自己紹介をした]