アルベリヒ様は今夜は戻られるのでしょうか。
御夜食は一応、多めに作りおいておきましたが……

[厨房の片付けを終えて食堂へ]

お手を煩わせてしまい申し訳ございません、神父様。
ですが、部屋が多いので、お掃除をお手伝いいただけてとても助かりました。
真にありがとうございます。

[深々と頭を下げ]

じゃ、明日も早いから寝るわ。
…何踊っても反応が同じなのはつまらないものね。
許すまじ時間泥棒。

[何やら拳を握り締めつつ借りている部屋に篭もった。**]

……セロリを禁じる神様ですか。
どのような謂れがあるのか気になりますね。

今度、教会の方にお訊ねしてみましょうか。
もしかすると、調理方法によっては許されているかもしれないですし。

[真顔で言った。]

お休みなさいませ、ツィンカ様。
好い夢を……

[深々御辞儀で見送った。]

カスタードはクリーム色ですので白とは少し違うのですよね。
というよりタルトにはカスタードがスタンダードですので、あれまで禁止されたらタルトと僕は生きていけません…。

……ふと思ったのですが。
ツィンカさんが踊って稼いだお金というのはどうなるんでしょうね。
あ、おやすみなさいー。

[真顔のドロテアに真顔で]

聞いてはいけません。
僕の教会の子達は、セロリという単語を聞いただけで引き付けを起こしたり発狂してしまう人もいるのです。


……絶対駄目ですからね？

[軽くドアをノックして滑り込むように部屋の中に入った]

…ただいま戻った。
村長からの置手紙も確認した。

まだ起きている者がいたのだな。
夜更かしする時間も、奪われないように気をつけたいものだ…。

………。


セロリの香が強くなく、見えないくらいの細切りでスープに入ってる程度なら大丈夫かもしれなくもないです。

サラダでスティックとして出すのは御法度ですよ…。
ああ…こんなにセロリという単語を連発していては神に怒られてしまいます…。
[ロザリオを持ち上げて軽く祈る]

[ふとツィンカも呼ばれている事を思い出し]

そういえば以前羊を触りたいと言っていたか…。
今はまだダメだが、数日すれば毛を刈る為に村に数匹つれて帰る事になっている。
その時にでも誘うとしよう。

[しかして、彼女に直接伝えられれば喜んだのだろうか]

[ゆったりとした様子で食堂に入り、用意された夜食に手をつけはじめる]

……おいしい。
明日にでもドロテアに会った時にはお礼を言わないといけないな。

[ふと神父を横目に見やり]
そういえば神父どのにはあまり会わないな…俺自身が懺悔に訪れないからかもしれないが。
…いつも村のために祈ってくれて、ありがとう。

[食堂に入ってきた男を見つけて、ぺこりと頭をさげる]

あ、さっきの人ですね。
こんばんわ。
ツィンカさんが言っていたアルベリヒさん、かな。
僕はメルセデスと言います。しばらくの間よろしくお願いしますね。
ミサなどに訪れてくださればお会いすることはあるとは思いますが…僕の記憶にもないですねぇ…。

[と、アルベリヒの顔を見ようとして]

その首の光っているのって何でしょう？

この集会場が夢に出てきたの。
気が付いたらお爺様がくれた懐中時計を手にして集会場に立っていた…これはまだ夢…？

アナにわかるのは大事なお爺様がくれたこの時計だけ。

…もう一度寝てみたほうがいいのかな。
苦手な食材？私はマスタードがダメなの…

[懐中時計の鎖を手首に巻きつけて毛布に*もぐりこんだ*]

[ふと目を覚ますと自分が寝ていた事に気付く。意識がある時にみたメルセデスの姿が今は無いのを知り、少し申し訳なく思っているようだ]

あとで謝らなければいけないな。
…しかし羊飼いの朝は早い。また夜に会った時で大丈夫だろうか？

[食べ終わった食器を丁寧に片付けながら、彼は自分の胸元を見た]

[パタパタと雨具の水気を払って集会所のドアを潜ると、今度はフードを取って頭を軽く振る]

ぷは。
霧雨って濡れるんですよね…。
こんな日に告解しに来なくても良かったのに、とは思うものの…今更ですか。

[来ていた外套を入り口の邪魔にならないところにかけ、食堂へ向かおうとして、むぎゅぅ]

[そして首から提げる光る棒に目を向ける。
それぞれ長さの違う棒が12本。
まるで横笛のようにキレイに並んでいるが、彼が集会所に訪れるたびに光りを帯びる本数が変わっている。
……どうやらそれが、彼の時を刻む時計らしい。

左胸から右胸にかけて長くなるその棒は、今は左側5本と6本目が、他の5本と比べてかなり薄く光を帯びているようだった。
きっと1時間ごとに棒が全部光っていくのだろう。
昼の12時をさす頃には棒は全て光っているに違いない]

……？
　

はっ、ドロテアさん。ドロテアさんいますかー。

こんな所で幼女…じゃなくて少女が寝ています。
何かに踏まれた後があるみたいですが一体どうしたのでしょうね。

お部屋を用意してあげてください。

[ドロテアが部屋へ案内してくれるならば、何事もなかったかのように少女を抱き上げて布団に寝かせるだろう]

あ、アルベリヒさん。
おはようございます。

アルベリヒさんもお仕事の時間が朝早いのですねぇ…。