>>11　お役人さん、むつかしい顔してどうしたんだい？

……おっと、慌てて隠す事ないじゃないか。書類なんかに興味はないよ。
アタシが気になってんのは、コッチ！

[...は役人の襟元を指差した]

お役人さんが着たきりスズメじゃ、格好付かないだろ。
仕事が煮詰まってんのかもしれないけど、少しは着るモノにも気を使うんだね。


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個人的には雰囲気出てていいなぁとも思うような。
まぁでも、どうなんだろう。後の方々に任せよう。

お邪魔するよ。

[声をかけられ、慌てて書類を隠した。
こんなものを人に見せられる訳がない。]

あ、ああ･･･

[着たきりスズメ、との言葉には]

･･･此処のところ、ずっと残業してたもので。
騒ぎになると只でさえ忙しい仕事が一層忙しくなってしまいますよ。

[確かに、男の着ているシャツはよれていた。
･･･早いところ着替えなければな、などと考える。]

なんでも、被害者は左手にエビフライを握り締めていたとか……これは何を意味するのだろうね。

（ギュンターの視線に気付き、）おっと口が滑ったかな。

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僕は別段気にならないよー。大丈夫。

イヤッホーウ！
ちょっくら通るぜ！ウィーハーー！！！

･･･左手に･･･エビフライ？

[なるほどその通り。
死体が、残された左手に握っていたのはエビフライだった。]

まったく、そんな格好じゃ威厳も何もありゃしない……。……ほら！

[...は男物の白いシャツを放り投げた]

仕事が無いから手慰みに作ったモンなんだけどさ、貸してやるから着替えてきなよ。
襟元の黄ばみは誤魔化し様が無いけど、シャツを替えるだけでも大分見れたモノになるだろ？


あぁ、ソレね。エビフライ。
死体の手に握られてたからって、食堂でエビフライの入ったメニュー全般自粛するようになったんだってね……アタシらにしてみりゃとんだとばっちりさ。

……ってちょっとドロテア！　液体持ってそんな乱暴に歩いちゃ危なっ……！！

お邪魔するよ。

随分人が増えたこと。
これで教会の運営にもゆとりができるかな。