よお!ちーっと、邪魔させて貰うぜ。[...は、小型の地球儀を模した銀色の時計を左手の上に乗せ、部屋の中をズンズンと一通り歩き回り ぼそりと呟く]ちっ、案の定、やっぱり黒か。めんどくせーことが起きかけてるようだな。ま、仕方がねー。しばらくは様子見か。[言葉と裏腹に、楽しそうな笑みを浮かべると部屋の隅にドッカと腰を下ろし、 左手の上の地球儀を、右手の中指で擦るように廻した。]くっくっく。これで役者は揃ったってわけかい。いけねえな。昔の血が騒ぎやがる。こんな事態だってのによ。