…レバー、苦手なのだろうか？
いやそうでなくても毎日同じ物は食べたくないな、わかるぞ。
シュニッツェルは私も好物でな。そうか、食べられなかったのか。
つまり定食屋も時間泥棒の被害に遭っている、と。

[懐から地図を取り出し、万年筆で赤いバツ印を付ける。]

範囲が急速に広がっているな。

盗んだ時間を使えるからこそ、時間泥棒は時間を盗んでいるのだろう。
推測に過ぎないが、そうでなければ時間が盗まれる理由はさっぱりわからないのでな。
…塩を付けて食べれば美味いじゃないか、胡瓜。

[イゾルデの答弁を聞き、微かに笑っている。]

[行儀悪く、アップルパイを頬張りながら地図を覗き込み]

ほぉん、村長マメだな。へー、こうしてみると、結構村ン中ぽつぽつ印付いてンのな。

[自分の通っている工房にバツが付いているのを見て、ため息]

>>153
体によくてもな、私にはよくないんだ。つーかなー、私のシュニッツェル…
[わざとらしいくらいの悲痛な顔が、イゾルデの持ったパイを見てころりと明るくなる]
なんかいいもん食ってるじゃないか。そのパイまだあるよな？

>>154
そうだなぁ、あちこち歩いてみたがどこも変わってねえっちゃ変わってねえんだよなあ。みんな普通に仕事しててさ。
定食屋だってメニュー見なきゃおかしいと思わないだろうさ。

…だから余計に怖いな。

[ため息をついて軽く頭を振った]

まぁな、確かに意味もなく時間盗ってもしゃーねぇわな。しかし時間って、こう、定食屋のお冷みてぇに注ぎ足せるもんなんかねぇ。

[疑問符を頭に浮かべていたが、最後の言葉には猛然と抗議]

胡瓜に塩つけるなんざ、塩の無駄遣いってもんだぜ！

[ころっと表情を変えるゴレゴリウスに笑み]

腹が膨れれば何でもいいけどな……胡瓜除く。ま、そこは嗜好の違いか。
何にせよ、残念だったな。
しっかし、不気味っちゃぁ不気味だよな。ここでは、あんまり可笑しなことが起きないみたいだが。ずっと籠もってるわけにもいかんしなぁ。

村の様子は逐一確認しているのだよ。これも村長の務めというもの。
そう。時間を取られた側は全く気付かない。
いつも通りだと思っている。
…それが一番恐ろしいのだよ、紋章官君。

[イゾルデの猛抗議を聞き、声を立てて笑った。]

わかったわかった。胡瓜が苦手な理由は知らぬが、無理に食べろとは言わぬよ。

>>159
まあ、私たちがなんとかする…しかないのかねえ。
影響がないのが私たちしかいないなら、な。
[開けないままの時計の箱を指先で撫でた]
そうすりゃあ私もシュニッツェルにありつけるしね。

とりあえず、心清らかなわたくしはアップルパイをもらってくるとするか。
[と言いつつ、パイを取りに]

ふん、村長ってのも大変だな。
つうか、胡瓜が嫌いなことに理由は要らないんだが！

[胡瓜の悪口に対しての方が力が籠もっているのは置いといて]

何とかつってもなぁ……はぁ。こちとら非力な仕立て屋さんだぜ？荒事は乙女に任せてくれるな？

[自分の腕を抱いて、ワザとらしく震えて見せた。……が、似合わないのは自分が一番良く判っていた]

まぁ、出来る限りはやるけどよ。具体的には、村長を応援したり、とか？

[パイを取りに行くグレゴリウスを見送り、自分は窓際に戻りマッチケースを取り出した。
時計は普段と変わらず時を刻んでいる**]

時間が経てばパイが冷める。
こんな当たり前のことが、集会場の外では当たり前ではなくなり始めている。
そうだな…。無事に時間泥棒を追い出したら、シュニッツェルをおごるというのもいいかもしれんな。

[にやり、と。パイを取りにいくグレゴリウスに笑みを向けた。]

[ぴっぴりぴるぴる]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　[ぷぷっぴどぅ]

……ん。

あー……ぅ、ぁと５ふん……

[はじめは小さく、少しずつ大きく。
　小鳥が鳴きはじめました。クルトは小さな呻き声を上げて、片手をルイがきちんと置き直してくれた小鳥へと差し出し空中をまさぐっています]

ふぁーあ

[やがて。諦めたのか大きく伸びをして、ゆっくりクルトは目を開けました。瞼をぱちぱち。首筋ぽりぽり。欠伸をしながら回りを見回し、首を傾げます]

……ひゃれ？
イゾルデにそんちょ、グレゴリウスの旦那じゃん。

皆、おれの昼寝スポットに集まって何やってんの？

[公共の場所に陣取り、我が物顔です]

…クルト君は相変わらず気持ち良さそうに寝ているな。
アップルパイやシチューなら厨房にあるぞ？
昼寝の邪魔をしたのなら済まないが、村で大変な事態が発生していてな…。

[暫し、クルトをじっと見る。]

最近、身の回りで変なことが起こっていないか？

…はぁ、やれやれだ。

[木こりは、普段、森の中で暮らしている。
食料等は雑貨屋に定期的に配達してもらっている。
ところが、その配達が遅れたので、
しびれを切らして、久々に村へとやってきた。

ところが、雑貨屋の主人には、
「次の配達は明日じゃないか？」と言われたのであった。]

何の冗談だか…。

[頭を掻きながら、集会場へと入ってきた木こりの左腕には、
自動巻の腕時計がはまっている。]

>>163
パイは焼きたても美味いが冷めても美味いもんさ。
コーヒーはそうも言えないがな。
[パイの皿とコーヒーの入っているらしいポットに、マグカップを数個引っかけて厨房から戻ってきた。卓上に全てを置いて、カップの一つにコーヒーを注いだ]
さ、村長さんもどうだい？
…クルトはずいぶんといいタイミングだな。お前さんもコーヒーどうだ？
[起きたクルトに笑ってポットを相手の方に押しやる。言いつつ自分は行儀悪く手づかみでパイを食べだした]

応援もありがたいが、時間泥棒を探す為の会議にもしっかり参加して欲しい。
なに、力仕事ではないから仕立て屋君のようなか弱い乙女でも十分に務まるさ。

[さて、乙女とは喫煙する年齢になっても使える呼称だったかと考えつつ、言った。]

やあ、木こり君。
待っていたよ、と言っていいのかどうか。
…冗談ごとではないのだよ。

時間泥棒、ご存知かね？

ああ、なんだか皆さん、お揃いで？

[なんとなく訪れた集会場に
意外に人が集まっていることに面食らいつつ、
それぞれと久しぶりの挨拶をかわしただろう。]