ううん、ツィンカはこの前も一緒に探してくれたし、色々とありがとう。
情報がないってことは、もしかすると急な用事で街から離れてるだけかもしれないね。聞いてくれるだけでも手がかりになると思う。

でも、どこかに行っちゃったのだとしても、何となくまた会いたいな。ツィンカもどこかへ行く時はちゃんと言ってね。

アナちゃんって、たまにあたしより年上なんじゃないのって錯覚するくらい、しっかりしたこと言うよね…
たまにでもないか。結構か。
うん？　あたしが年不相応に粗忽屋なだけかね…

大丈夫よ。
これだけお世話になってるんだもの。離れる時は、お礼くらい言っていくわ。

ヒルダちゃんは、大切な用事があって、みんなに会ってる時間を取れなかっただけなのかもね…

それは、メルさんが本を読めば落ち着くからって言ってくれてからはよく本を読んでたからだと思う。
……あなうさぎ、むかしはよくいじめてた。

そう、かな。
大切な用事……。

でも、なんで部屋を借りたんだろう。

う、う〜ん、ナゾが多いのか。

…村の自警団みたいなとこで、捜索隊とかやってくれないもんかねぇ。
物騒な話もある中で、あたしやアナちゃんが長時間寂しいところを探すわけにもいかないしさ。

ベッドに入るまでの間、なんか考えてみるよ。
今日はもう遅いし、張り紙で頑張ったんだし、アナちゃんも、もう休みなさいな、ね？

うん、分かった。
ツィンカも色々とありがとう。おやすみ。

明日はこの前、最後にヒルダっぽい人を見かけた所に行ってみようかな。

(　ﾟДﾟ)ｙ−~

こっちの方で見たっていう話が最後。

あれ？ここは通った事がないけど。

……。

……。(待ってて。)

かくかくしかじか。

ヒルダ……生きてるよね。メルさんも帰ってくるかな。

いっぱい美味しいもの作ってあげるよ。
最近はちょっと手伝うようになってね、少しだけ上手くなったんだよ。

ありがとう、街の人。ホランダだっけ。