アルベリヒさん、いってらっしゃい。

眠い。

う・・・ううん。

（頭が・・・ぼうっと・・・）

（アナ？）

（アナ・・・だよね？）

　　（そっか、また・・・アナに会えた）

（だれか、助けてくれたんだ、でも、だれが？）

（夢の中では天使さんが迎えに来て、いよいよかって覚悟しちゃったんだけど・・・ふふ、ちょっとアナに似てたな）

（お水・・・）

次の出番まで、あと少しか。

ヒルダちゃん、無事かねぇ。
なんか精のつく物でも買ってったげようか。

アナ、ありがと。

重湯くらいならなんとか喉通るくらいまでは・・・うん。　ごめんね。
アナが見つけてくれたんだ。

うん、うん。

ごめん、お水・・・ちょうだい。

ありがと・・・。

・・・。

んぐっ！　ぇほっ、けほっ、こふっ。

・・・っ。

ごめんなさい、喉ひっかけちゃった。
うん、ありがとね。

そだね、寝てる。
アナも無理しないで休んでね。　うん、もう少しすれば元気になるから。

うんうん、ありがとだよ、アナ。