だ、大丈夫よ。たいしたことはないから。でも、ハンカチまで、ありがとう。冷やすと痛みが和らぐわ。[少し申し訳なさそうな様子で、砂時計の中、流れ落ちる砂を見遣ってから。]ね…アナなら、きっと、とっても素敵な大人の女性になれるわ。今のアナも、こんなに優しくて可愛いんですもの。[先ほどの、小さなため息に気づいていたらしく、にっこり。空いている方の手で、そっとアナの髪を撫でようとして。]