Geschichte von Werwolf 《SchwarzWeiss》 

30 時間泥棒と不思議な時計5


(94)

羊飼い アルベリヒ

2013/06/09(日) 19:23:25

[ドロテアに勧められた茶と菓子には軽く頷き、右手の皮手袋も外した。]

ありがとう、いただくよ。

[菓子皿に手を伸ばしたのはマリオンとほぼ同時。静かに手を引き、茶を飲みながらヴェルナーの働きぶりを見守る。]

ふーむ、真面目に「医者」だなぁ。

[ジャガイモと医者の比較には特に反論しないことで同意を示す。しかしヴェルナーの羊に関する記憶には鼻にしわを寄せた。]

お前か、ヴェルナー。
親方んところの羊にいたずらをしたのは!

[羊飼いの手ほどきを受け始めた頃、男が面倒を見ていた大人しい羊たちの毛がヴェルナーの申告通りの状態になって発見された。]

……ジークは後足蹴りが得意だからな。

[忠告したのは多少年は違えど子供の頃から知るヴェルナーへの気遣いかもしれない。]