Geschichte von Werwolf 《SchwarzWeiss》 

25 時間泥棒と不思議な時計2


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青年 クルト

2010/06/12(土) 05:05:57

[時間になると、予めクルトによってプログラムされていた小鳥達が、時計を離れてぱたぱたと飛び立ちました]

[そうして、小鳥はマルガレーテの時計の周りをくるくる回ります。やがて、一羽の小鳥がくわ、と不自然なほど大きく口開けて、彼女の時計を飲み込みました。白目をむいて、がくがくぶるぶる震えます]

【つまり、クルトは時詠みだったのです】

[かぺっ!
 やがて、小鳥ははぁはぁぜぇぜぇ言いながら時計を吐き出しました。そうして首を横に振ります]

【マルガレーテの時計は不自然な動きなどしていなかったのです】

[そのまま小鳥達は、クルトの枕元に戻ろうとして……]

[かしょん!
 ふと気がつけば、小鳥の1匹の首に哀れ矢がつきささっていました!]

[なんということでしょう!
 【つまり、誰かさんと時を結ばれちゃったのです!!】]