これが僕が時間泥棒になった理由さ。まぁ、笑ってくれていいよ。でも僕は、こうなったことを少しも後悔していない。そんな風に思うのは、もしかすると、僕にも昔、時間を繰り返してもらいたい人がいたからかもしれないね。[そういうと苦笑いしながら煙草に火をつけた。 その目は昔を懐かしむかのように遠くを見ていた]