え、えと。[華やかな世界にいるせいか男慣れしていると思われがちだけれど、声を掛けられることが多すぎてむしろ警戒ばかりしていたものだから、実はこんなことにはまるで縁がない。この後どうすればいいのかなんて見当もつかなくて、俯いたまま彼の服の裾をぎゅっと掴んで。暫くの後、ようやく口を開いて小さくねだる]……さっきみたいに、呼んで?